携帯電話の処分に困らない!賢く捨てるオススメの処分方法6選

最終更新日:2024年10月16日

 

昔使っていた携帯電話が出てきたけど、どうやって捨てたらいいのかわからない。と処分方法に悩む方も多いのではないでしょうか。

 

\お困りですか?/

 

古いガラケーが出てきた。電源が入らないし、充電器もない

 

携帯電話をそのまま捨てるのは不安

 

個人情報の消去は無料で出来る?

 

ネットで中古のスマホを買ったけど、古い端末はどうしたらいいの?

 

ログイン情報や画像など個人情報を悪用されたら心配

 

友人の連絡先から、自分のログイン情報など、個人情報の塊の携帯電話、適切の処分しないと不正利用されてしまうことも十分に考えられます。しかし、実は構造はシンプルで、内部データの消去という前処理だけ出来ていれば、極端に恐れることはありません。

 

 

\この記事でわかること/

携帯電話を捨てる最適な処分方法が分かる

 

無料で安全に携帯電話を捨てられる

 

売れる携帯電話がどんな物か知れる

 

携帯電話を捨てるときの注意点とリスクが分かる

 

 

 

記事執筆者 オラフグループ株式会社
代表取締役 田中 浩二

 

この記事を書いている私は不用品回収オラフグループの経営者です。

 

会社を立ち上げる前は埼玉県で1番大きな廃棄物処理業者に勤めていましたので、業界歴でいうと約20年になります。もちろん、スマートフォンやガラケーのお引き取りも数えきれないくらいさせていただきました。これまでの知識や経験をもとに、携帯電話の処分方法や注意点をわかりやすく解説していきます。

 


 

 

 

携帯電話を捨てる6つの方法

 

携帯電話を処分する捨て方は以下の6通りあります。

 

  • 小型家電回収ボックスに入れる
  •  

  • 携帯ショップや家電販売店の回収を利用
  •  

  • リサイクルショップの買取を利用
  •  

  • フリマアプリやネットオークションで売る
  •  

  • 認定業者の宅配回収を利用
  •  

  • 不用品回収業者の引き取りを利用

 

各、処分方法についての具体的な金額や手順はここから深堀して分かりやすく解説していきます。

 

 

 

小型家電回収ボックスで携帯電話を捨てる


携帯電話は小型家電回収ボックスに投函するだけで、無料で簡単に処分できます。

 

小型家電回収ボックスは市役所や公民館など公共施設やスーパー、駅の入り口付近に設置されていて、だれでも利用できますし、手続きなども不要です。回収ボックスで回収された携帯電話はリサイクル業者によって引き取られた後、分解されて再び資源として家電製品へと生まれ変わることになります。

 

回収ボックスに入れる前には自身でバックアップやデータの消去を済ませましょう。

 

一度投函したら取り出すことはほぼ不可能ですし、鍵がかけられている回収ボックスも増えていますが、持ち去られるリスクもゼロとは言い切れないからです。

 

「注意点」

  • 事前にデータの消去をする
  • 売れる携帯電話を捨てない
  • 無理矢理持ち出しされてしまう事も

 

 

 

携帯ショップや家電販売店の携帯回収を利用


携帯ショップや家電販売店の店頭に持っていくと無料で引き取ってもらえます。

 

機種やブランドに関わらず受け入れてくれるため、最寄りのお店で構いません。ドコモ、au、ソフトバンクの3社はモバイルリサイクルネットワークに参加していることが背景に上げられます。

 

たとえば、auで買ったスマホやガラケーをソフトバンクに引き取ってもらうことも可能です。充電器や電池パックのような付属品もまとめて持って行っても一緒に回収してくれます。

 

携帯電話に残されたデータの消去や本体の初期化も慣れているので安心して任せられる点や店頭スタッフが対応してくれる点も選ばれるポイントです。

 

ガラケーは「ケータイパンチ」と呼ばれる鉛筆削りのような機械で端末に穴をあけて、電源が入らないように処理します。電池パックが内蔵されているスマートフォンはSIMカードをシュレッダーにかけて処分してくれます。

 

目の前でスタッフが携帯電話を物理的に破壊してくれるので安心感のある処分方法です。

 

 

 

リサイクルショップで携帯を売る


リサイクルショップや中古のスマホ、パソコンを取り扱うお店に要らない携帯電話を買い取ってもらうという選択肢もあります。

 

店頭での査定後、金額に納得できればその場で現金と交換するという流れです。買取成立時には身分証明書の提示が必要です。ただし、買取対象になるのは正常に動く、販売から3年未満の新しい機種だけと限定的です。

 

修理サービスも提供している中古ショップであれば、画面が割れていても安価で買い取ってくれることもあるので、買取対象を聞いてみることからはじめてもよいでしょう。データは自分で責任をもって消去してから持ち込んだほうが安心です。

 

データ消去のルールは店舗によって変わるため、携帯電の取り扱いに慣れていない店舗の場合にはそのまま新しい購入者の手に渡ってしまうリスクもあるためです。

 

「注意点」

  • 新しい携帯しか引き取ってくれない
  •  

  • 安く買いたたかれる可能性が有る
  •  

  • 内部データの抹消が出来ない場合がある

 

 

 

フリマアプリやネットオークションで携帯電話を売る


フリマアプリやネットオークションを利用して要らない携帯電話を売る事も出来ます。

 

メルカリやヤフオクのような、欲しい人と売りたい人とを直接つないでくれるプラットフォームを利用すれば、リサイクルショップでは買取を断られてしまった携帯電話でも売れるチャンスは十分にあります。

 

過去には画面に大きなヒビが入っているiPhone11も29,800円で取引が成立していたこともありました。

 

メルカリやヤフオクの利用者の中には個人だけではなく業者もいます。購入された携帯電話はそのまま利用されるほかに分解された後でパーツとして利用されています。電源が入らなかったり、画面が割れているなど不具合があるときには説明文や商品名に【ジャンク品】とつけるとトラブル対策としても有効です。

 

出品から発送など取引はすべて自分で行うことになるため、個人情報やデータの削除など前処理も確実に済ませましょう。

 

「注意点」

  • 内部データの初期化を忘れずに
  •  

  • 中古品なのでクレームに注意
  •  

  • 個人売買なので返品やトラブルに注意

 

「参考サイト」

 

 

 

認定業者の携帯電話の宅配回収を利用する


環境省や経済産業省から認定を受けている業者の宅配回収を利用して携帯電話を捨てることもできます。

 

認定業者のサイトから申し込むか、楽天やアマゾンから小型家電リサイクル券を購入して回収日の予約をし、回収日までにダンボールに携帯電話を入れて梱包します。対象となる小型家電であれば、ダンボールにいくつ同梱しても問題ありません。

 

回収料金は送料と処分費用を含めて1650円くらいです。無料にする方法はパソコンと一緒に引き取ってもらうことです。たとえば、リネットジャパンではパソコンと一緒に同梱すれば処分料金0円で携帯電話も回収してくれます。

 

認定業者の手に渡ったパソコンや携帯電話など小型家電は提携する工場でレアメタルなど貴重な資源を取り出された後、再資源化というルートをたどります。資源として生まれ変わったレアメタルは電子部品の原料として使われています。

 

「参考業者」

 

 

 

不用品回収業者の携帯電話引き取りを利用


不用品回収業者で携帯電話を引き取ってもらうこともできます。

 

実際、遺品整理や空き家のお片付けではガラケーや昔のスマホが出てくるので、不用品としてまとめて引き取らせていただくこともよくあります。

 

電話一本で自分の好きな時間に引き取りに来てくれるという点で便利なサービスですが、携帯電話1つでの利用はおすすめできません。出張料金などの基本料金として最低でも3000円〜はかかってしまうからです。

 

引っ越しや大がかりな片付けで家具や家電のついでに携帯電話の引き取りも依頼するという使い方であれば検討するのもよいでしょう。

 

不用品回収業者の中には個人情報の取り扱いへの認識が甘い業者も存在していますので、引き渡す前にはデータの消去は自身で確実に行いましょう。

 




携帯電話を捨てるときの注意点

 

携帯電話を捨てるときには個人情報やデータが漏れないように注意しましょう。

 

表面上は消えたように見えても知識のある人が復元ソフトを使用すれば、元通りにしたり、貴重な情報だけを抜くこともできるからです。これらのリスクをケア出来るように、以下の3つの注意点を紹介します。

 

「3つの注意点」

  • データを完全に消去する
  • 悪徳回収業者に依頼しない
  • 不燃ごみで捨てない

 

上記の3つの注意点について、分かりやすく具体的に解説していきます。

 

 

 

携帯電話のデータを完全に消去する


重複にはなってしまいますが、携帯電話を捨てるときにはデータの消去をしましょう。

 

近年では、色々なサービスのログイン情報やセキュリティパスワードなどを携帯電話で入力する事も多く、端末に記憶されていると、どんな悪さでも出来てしまう可能性が有ります。

 

スマートフォンでオンラインショッピングやネットバンク、オンラインで株の取引をしている人なら資産を悪用されてしまった事例もあります。

 

「被害例」

  • クレジットカードや電子マネーの不正利用
  • 詐欺行為への悪用
  • 写真の流出
  • SNSアカウントの乗っ取り

 

故障して電源が入らないときには端末からデータの消去ができないので、携帯ショップや家電販売店などを利用するのが無難です。店頭では目の前でデータの破壊してくれるので、情報流出の心配がなくなります。

 

また、端末が入っていた箱も番号が記載されているシールを剥がしてから処分しましょう。意外と知られていないのですが、番号シールからも個人情報の特定につながるためです。

 

 

 

悪徳業者に携帯電話の処分を依頼しない


不用品回収業者やリサイクルショップを利用するときには、個人情報の取り扱いを法律に従って進めているところを選びます。

 

仮に悪徳業者にわたったときにはスマートフォンの端末に入った住所録をリストとして売られてしまう危険もあるからです。悪徳業者では手に入った情報を元に、詐欺や営業電話リストを作っているため、自分はもちろん友人や知人を巻き込むことにもなりかねません。

 

業者を選ぶときには一般廃棄物収集運搬許可や産業廃棄物収集運搬許可などに加えて、個人情報保護法を守っていることを選定基準に置きましょう。

 

 

 

不燃ごみで携帯を捨てない


携帯電話は自治体の不燃ごみとして捨ててはいけません。

 

リサイクルと事故防止の2点が理由としてあげられます。携帯電話は鉄やガラスなど不燃性の素材でできているものの、その内部にはレアメタルが含まれているので資源価値の高いものです。

 

特に日本では採取するのが難しい素材なので、不燃ごみとしてそのまま捨ててしまうよりも少しでも取り出して、リサイクルしようという取り組みがおこなわれています。

 

また、スマートフォンはゴミ収集車の中で発火につながる危険を秘めています。電池パックがプレスプレートや回転板で破砕されて、発火につながる恐れもあるのです。




携帯電話を捨てる前にやること

 

携帯電話を捨てる前には以下の4つを済ませておきましょう。

 

  • 携帯電話の残債を払いきる
  • バックアップを取る
  • 端末の初期化
  • SIMカード・メモリーの取り外し

 

何故この手順を踏まなければいけないのか、注意点ややらなかった時に起こるリスクをそれぞれ解説していきます。

 

 

 

携帯電話の残債を払いきる


携帯電話の残債は払い終わってから売ったり、捨てたりしましょう。

 

ローンの残額や契約している料金プランは毎月の明細からも確認できますし、携帯ショップで教えてもらうこともできます。

 

残債を一括で支払うのと同時に料金プランを変えなくてはならないこともあり、月々の料金からお得感がなくなることも考えられます。ネットワーク利用制限が「〇」になっていれば、残債がない携帯電話の証拠です。

 

端末の支払いが滞ったときには赤ロムとみなされ、キャリアから遠隔ロックで通信制限されることとなります。結果、買取店から損害賠償されるというケースもあります。

 

 

 

携帯電話のバックアップを取る


携帯電話の初期化前にはデータのバックアップをとっておきましょう。

 

初期化とは購入時の状態に戻すことなので、端末に保存していた画像や電話帳はもちろん、ログイン情報、アプリまですべて無くなるということです。

 

今までは自動入力されていたIDやパスワードを把握していなかった時には、書面での登録し直しが必要になることもあります。

 

画像やファイルのバックアップはクラウド上またはSDカード、パソコン等、記憶媒体に保管する方法で十分です。IDやパスワードはアナログにメモ用紙に書いて残すのもおすすめです。

 

 

 

端末の初期化


売るときも捨てるときも携帯電話の端末の初期化は必須です。この記事内でも何度も伝えていますが、個人情報慮流出やカードの不正利用につながってしまう可能性があるからです。

 

各端末の説明書に従って、本体の設定から初期化します。説明書は携帯電話メーカーのオンラインサイト上からダウンロードできます。

 

昔使っていた携帯やガラケーなどでパスワードが分からないときには携帯ショップへ持ち込んで物理的にデータを取り出せなくするという解決策もあります。中のデータを取り出したいときには携帯ショップからメーカーに送って強制的に初期化するということもできます。

 

 

 

SIMカード・メモリーの取り外し


端末の初期化後にはSIMカード、SDカードなどメモリ媒体を抜き取りましょう。SIMカードには電話番号やメールアドレスなど契約情報が詰まっているものです。

 

契約会社を変えたときなどで不要になったSIMカードは物理的に壊して使えないようにしておきます。パキッと半分に折り曲げるだけでも使用できなくなりますが、それでも心配な方は携帯ショップへ持ち込んでシュレッダー処理してもらえば確実です。




携帯電話の処分事例


当社での携帯電話を含む回収事例をご紹介します。携帯電話単品での回収依頼は少ないのですが、ご実家の片付けや遺品整理では「ついでにこれも…」とお引き取りさせていただくことはよくあります。

 

携帯電話やパソコンなど個人情報が詰まった機器の回収は情報の漏洩がないよう、適切な業者へと引き渡しリサイクルに努めています。

 

ガラケーやテレビの回収


担当者からのコメント
実家の片付けのご相談をいただきました。家賃がかかってしまうため、なるべく早く片付けを終わらせたいとのこと。翌日の朝一で空きがございましたので、訪問見積もりへとお伺いしました。2DKのアパートは手つかずの状態。仕分けや片付けもするプランを提案し、お見積もりをいたしました。金額も大きかったためご家族と相談した後にご依頼いただきました。引き出し1段1段確認しながら仕分け。昔使っていたガラケーやスマホも不要とのことでしたのでお引き取りしました。テレビや冷蔵庫など大型家電からベッド、布団などの家具類からボールペン、キッチン用品まで回収して作業完了となりました。

回収物 洗濯機、冷蔵庫、ベッド、マットレス、布団、キッチン用品、ガスコンロ、エアコン2台、ダイニングセット、タンス、衣類、棚、電話台、絨毯
作業時間 5時間
作業人数 4名
お見積り ¥88,000
買取り ¥500
お会計 ¥87,500

 

スマホ・パソコンデスクの回収


担当者からのコメント
パソコンデスクやゲーミングチェアの回収にお伺いしました。買い替えた家具が届く前には捨てたいとご要望ありましたので、日にち重視のお客様です。当社以外にも3社程度お問い合わせしたものの、日にちが合わなかったとのこと。ちょうどその日の最終便に空きがあったので、さいたま市を走っていたスタッフに連絡を入れお伺いしました。壊れたスマホとガラケー、充電器、イヤホンもまとめてお引き取りして完了となりました。

回収量 パソコンデスク、ゲーミングチェア、スマホ、ガラケー、充電器など付属品
作業時間 10分
作業人数 1名
お見積り ¥6,600
買取り ¥0
お会計 ¥6,600

 

携帯電話や充電器の回収


担当者からのコメント
スマホやガラケーの処分方法のご相談をいただきました。歴代の携帯をすべて残しているので10台以上手元にあるとのこと。まずは無料で処分できる方法として、携帯ショップでの回収を提案させていただきました。その他にも回収ボックスの利用もできるとお伝えしましたが、持ち込むのがネックになっていると話してくれたので、当社での回収料金や回収後のリサイクル事情をお伝えし、ご予約いただきました。当日に引き取ってほしいと追加で依頼いただいたタンスや本棚はその場でお見積もりし、回収完了となりました。

回収量 スマホ、ガラケー段ボール1箱、タンス、本棚
作業時間 20分
作業人数 2名
お見積り ¥9,000
買取り ¥200
お会計 ¥8,800


携帯電話の捨て方と処分方法のまとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

私が思う携帯電話のオススメの処分方法を6つ致しましたが、その半分以上は無料で捨てられる内容です。

 

自分でデータ消去するのが不安という方は携帯ショップへ持ち込んで、目の前で店員さんに処理してもらうのが確実です。反対にデータの取り扱いに自信がある方は売ったり、無人の回収ボックスを利用したりと選択肢も広がります。

 

ここまで読んでもいまいちよくわからないときには、お気軽にご相談ください。状況や携帯電話の状態に合わせて、簡単で安く、早く捨てる方法を提案します。