家電の処分に困らない!オススメの捨て方7選【無料あり】


最終更新日:2023年06月24日

 

●家電を処分したいけど、捨て方が分からない。

 

●壊れた家電でも、安くお得に処分する方法が知りたい。

 

●無料で処分できる方法とかも有れば知りたい。

 

…と家電の捨て方が気になる方へ。

 

お住まいの地域によって家電の捨て方が違いますし、そもそも家電を捨てる機会は少ないので、不安になったり、調べることも面倒になったりするのは当然です。

 

しかし、家電は思っているよりも簡単に捨てられますし、どの地域でも共通するルールがあります。

 

\このページでわかること/

●家電を処分する方法が分かる

 

●家電の処分にはいくらかかるのか分かる

 

●無料で家電を捨てる方法が分かる

 

 

 

この記事を書いている私は不用品回収オラフグループの経営者です。

 

11年の中でお客様からのご相談やご要望に向き合ってきましたので、知識と経験はある方だと思います。今でも毎日、冷蔵庫、洗濯機など大型家電からDVDプレーヤーなど小型家電まで回収依頼をいただいております。

 


 

 

 

家電を捨てる7つの処分方法

 

家電には7つの処分方法があり、家電の種類や状態によっては売ってお金に換えることもできます。

 

「家電7つの捨て方」
  • 不燃ごみで処分する
  • 粗大ごみで処分する
  • 家電販売店で処分する
  • 宅配回収サービスで処分する
  • 不用品回収業者の引き取りを利用
  • リサイクルショップで売る
  • フリマアプリやネットオークションで売る

 

それぞれの処分手順とルール・条件を具体的にご紹介します。

 

 

 

不燃ごみで処分する

 

自治体指定の袋に入る大きさの家電は不燃ごみに捨てるように決めている自治体が半数以上なので、その大きさの家電であれば不燃ごみで処分することが出来ます。

 

家電はプラスチックや金属からできているため、燃えないゴミとして処理できることが理由に挙げられます。自治体で回収された家電は処理工場にて廃棄処分されていきます。

 

指定袋に入れて、不燃ごみの収集日に出すだけなので、手軽に捨てられる方法です。

 

ただし、家電リサイクル法に指定されている「冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビ」は指定袋に入ったとしても、不燃ごみにはならず自治体を通しては捨てられません。

 

小型家電リサイクル法に含まれる家電も不燃ごみで捨てることを推奨していません。

 

「不燃ごみに分類されやすい家電」

 

炊飯器、トースター、電気ケトル、アイロン、サーキュレーター、コーヒーメーカー、ビデオデッキ、コンポ、ミシン、DVDプレーヤー、ビデオデッキ、ラジオ、ウォークマン、など

 

 

 

粗大ごみで処分する

 

家電リサイクル法に該当しておらず、指定袋に入らない大きさの家電は粗大ごみで処分します。

 

指定袋に入ったとしても、一辺の長さが自治体の規定サイズを超えると不燃ごみとして処分するように決めている自治体もあります。

 

粗大ごみでの家電を捨てるには「戸別収集」と「持ち込み処分」の2種類から選べます。

 

「2種類の処分方法」

 

戸別収集

自治体へ収集申し込みをして、ゴミ処理券を購入し、指定された日の朝8時までに指定場所まで運ぶ方法です。

 

持ち込み処分

自分で地域のゴミ処分場まで持ち込み、処分料金を支払う方法です。

 

料金は品目ごとに決められており、小さいほど安いので空気清浄機1つなら500円程度で処分できます。

 

料金が安い代わりに時間指定や手間がかかります。戸別収集では収集申し込みから回収日までは1か月程度時間がかかりますし、自分で家の外まで運ばなければいけません。持ち込み処分できる日時はゴミ処理場の営業時間である平日9:00-17:00と限定的です。

 

 

 

家電販売店で家電を処分する

 

家電販売店の家電回収を利用して捨てることもでき、種類によっては無料で引き取ってもらえることもあります。

 

処分費用は品目ごとに決まっており1点につき無料から4,000円と、家電のサイズが大きくなるほどに処分費用も高くなります。

 

マッサージチェアなどは自治体と比べると倍以上の金額がかかりますが、家電販売店の営業時間は9:00-20:00と長く、土・日・祝日でも回収してくれます。

 

「2種類の引き取り」

 

持ち込み回収

自分で店頭に持ち込み、処分料金を支払い引き取ってもらう方法。

 

引き取りサービス

室内まで引き取りに来てもらう方法。

 

買い替えではなく、引き取りサービスだけを利用するときには別途出張料金がかかります。

 

料金の目安

特定品目に指定されている家電は無料で回収してくれます。小型家電の回収認定事業者に引き取られた家電は工場で分解し、再資源化されるためリサイクルにも貢献できる処分方法です。

 

分類 目安料金
特定品目 無料 デジタルカメラ、ゲーム機
小型家電 500円 レコーダー、ホットプレート
中型家電 1,000円 炊飯器、こたつ、照明器具
大型家電 2,000円 電子レンジ、ファンヒーター
特大家電 5,000円 マッサージチェア、オイルヒーター、電子ピアノ

 

「回収している家電販売店」

 

 

 

 

家電の宅配回収サービス

 

リネットジャパンや家電販売店の小型家電宅配便リサイクルサービスを利用して、家電を捨てることもできます。

 

「利用の手順」

 

券を購入

Amazonや楽天、家電販売店のサイトからリサイクル券を購入

 

梱包

指定サイズの段ボールに不要な家電を詰める

 

発送

指定の配送業者を利用して、発送します。

 

発送料金と処分料金はリサイクル券の中に含まれているので、かかる費用は約2000円だけです。段ボールのサイズは3辺の合計が160p以内かつ30kg以内と決められていますが、指定サイズ内であれば何点入れてもかまいません。

 

回収された家電は工場で分解後、有益な資源だけを取り出されリサイクルされます。

 

「実施している家電販売店」

 

エディオン、ヤマダ電機、ケーズデンキ、コジマ、ジョーシン、ビックカメラ、ヨドバシカメラ

 

 

 

不用品回収業者の引き取りを利用

 

不用品回収業者では家電のサイズ、点数、種類を問わず回収しています。

 

自治体では引き取ってくれないリサイクル家電も手続きを含めて代行してくれる点が魅力的です。室内からの運び出しや指定時間に引き取りに来る点も自治体とくらべて充実したサービスです。

 

時間やサービス内容に融通が利く理由は不用品回収が民間のサービスだからです。

 

不用品回収業者で引き取られた家電は種類や状態を考慮して8割以上が海外リユースやリサイクルされています。

 

回収料金は基本料金3,000円に品目ごとの料金が追加されますが、使える家電は買い取ってくれることもありますし、運び出しや積み込みも含まれているためコストパフォーマンスに優れています。

 

 

 

 

リサイクルショップで売って処分する

 

リサイクルショップで家電を買い取ってもらう方法もあります。

 

正常に動くことはもちろん、お店によって決められた基準を満たしていることが買取条件です。

 

「買い取られやすい条件」

 

正常に動くこと
製造から5年未満であること
見た目がきれいなこと

 

不用な家電を自分で持ち込むとその場で査定と金額の提示をしてくれます。買取が成立すれば現金と家電を交換できます。

 

リサイクルショップでは無料であっても引き取り処分は行っていないので、「買取りができない」と判断された家電は持ち帰って処分しなければなりません。

 

 

 

フリマアプリやネットオークションで処分する

 

フリマアプリやネットオークションを使って売る選択肢もあります。

 

リサイクルショップとは異なり個人間での売買になるため、家電の状態やメーカーにかかわらず、ほしい人が見つかれば売れます。

 

アンプやスピーカーなどオーディオ機器は通電さえできれば、正常に動かなくても需要がありますし、小型家電は「とにかく安く手に入れたい」という方がいます。

 

2022年12月現在、ドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格」のアイロンが333円で取引履歴が確認できました。

 

家電の出品価格は過去の取引履歴を参考にすると、売れやすくなります。




粗大ごみにならない家電の種類と処分方法

 

粗大ごみのサイズに該当する大きさの家電でも「リサイクル対象家電」だけは粗大ごみとして自治体での回収を行っていません。

 

家電リサイクル法の概要と処分手順をご紹介します。

 

 

 

家電リサイクル法の対象4品目

 

家電リサイクル法に指定されている「テレビ、エアコン、(冷凍庫)、洗濯機(乾燥機)」の4つは粗大ごみとして捨てられません。

 

家電リサイクル法は2001年4月から資源を有効にリサイクルすることを目的として施行された法律です。

 

家電リサイクル法が制定する前はベッドやタンスと同様に自治体で粗大ごみとして収集されていましたが、冷蔵庫や洗濯機は重く、ごみ収集スタッフが運びにくかったことも4品目が対象になった理由です。

 

指定された家電4品目を捨てるときには手順に沿った処分が消費者の義務とされています。

 

 

 

家電リサイクルの手順

 

リサイクル対象家電は「引き取り」または「持ち込み処分」で捨てます。

 

持ち込み処分では「家電リサイクル料金」しかかかりませんが、引き取りを利用するときには収集運搬料金や出張料金が1,650円〜3,000円程度かかります。

 

「引き取りの手順」

 

引き取り業者(※)へ収集申し込みをする
指定日時に家電を引き渡す

 

家電販売店や不用品回収業者の引き取りでは室内からの運び出しや洗濯機ホースの取り外しもしてくれますが、自治体指定の収集業者は家の外に出すことを条件にすることもあります。

 

「持ち込みの手順」

 

郵便局で家電リサイクル券の購入
指定引取場所へ持ち込む

 

最寄りの指定引取場所は家電リサイクル協会や自治体のサイトから確認します。

 

 

 

 

リサイクル家電を捨てるときの注意点

 

リサイクル家電を捨てるときには運び出し作業があることを想定して、処分方法を検討します。

 

料金だけで持ち込み処分を選ぶと、搬出や取り外し作業がネックになり処分方法を再検討し、時間を無駄にしてしまうからです。

 

「運び出しと取り外しの注意点」

 

テレビ

搬出時も車に積み込むときも縦向きにし、液晶が割れることを防ぐ

 

エアコン

取り外し作業は専門業者に依頼する。誤った作業でフロンガスが放出されることもある。

 

冷蔵庫

水漏れを防ぐため、移動の1日前には電源を抜く。ドアや棚は養生テープで止める

 

洗濯機

手順に沿ったホースの取り外しをする

 

準備を怠った運び出し作業はケガや室内の破損にもつながります。20kgを超える家電を運び出すときは大人2人以上で作業するだけでリスクを減らせます。

 

家電を古毛布で包んでから運び出すのはプロも実践している方法です。

 




壊れた家電を無料で処分する裏技

 

壊れた家電や1点では費用がかかる家電も処分方法を選べば、無料で捨てることもできます。

無料で捨てる裏技

・無料回収ボックスを利用
・パソコンと一緒に捨てる

 

「無料」という言葉に付け込む悪徳業者も存在するので、無料処分の仕方とあわせて注意点もご紹介します。

 

 

小さい家電の無料回収ボックス

 

小型家電リサイクル法の対象であれば無料で捨てる方法もあります。

 

小型家電にはレアメタルなど希少資源が含まれているので、手間をかけてでもリサイクルする価値があるからです。

 

2022年12月現在、資源価格の高騰が続いているため無料回収をすすめている自治体や業者が増えています。

 

手順はかんたんで、自治体や家電販売店に設置してある小型回収ボックスにいれたり、家電販売店やリサイクルショップのスタッフに渡すだけです。小型家電回収ボックスの投入口は横:約40p×縦:約15pと制限があります。

「無料引き取り対象家電(一例)」

 

ファックス、DVDプレーヤー、ビデオカメラ、ヘアドライヤー、カースピーカー、テレビゲーム機、リモコン、無料で引き取ってもらえる家電は販売店によって変わりますが、サイトに掲載されています。

参照リンク

 

 

 

 

パソコン無料回収サービス

 

家庭で使用していたパソコンは宅配回収を利用して無料で処分できます。

 

パソコンは捨てるところがない家電と言われ、有効活用するために「資源有効利用促進法」や 「小型電気リサイクル法」が制定されました。

 

「無料回収の手順」

 

リネットジャパンへ申し込み
段ボールに詰めて発送

 

パソコンと同梱することで、通常であれば段ボール1箱につき1500円以上かかるキーボードやマウス、キーボードも無料で捨てられるようになります。

 

【段ボールの規定サイズ】

3辺合計:140センチ以下・重量20s以下

 

名古屋市の様に自治体がリネットジャパン株式会社と提携して行っていることもありますが、宅配引き取りなので手順は同じです。

 

 

 

無料回収の注意点

 

「無料回収」という魅力的なキーワードを広告文句として利用する悪徳業者につかまらないよう注意しましょう。

 

無料回収される家電は限定的です。回収後に「再度販売できる」か「資源として価値が高い」家電しか無料引き取りはされないと考えるのが無難です。

 

利用者と業者や市場の認識の「ズレ」を利用して、強引に回収する悪徳業者も少なからず存在しています。

 

たとえば、冷蔵庫の回収費用自体は無料でも出張料金や運び出し費用、トラック費用など細かく手数料を要求されるケースです。

 

悪徳業者の金額を支払うと通常のルートを利用するときの3倍以上の費用が価格こともあります。

 

引き取り業者を利用するときには、作業が始まる前にはっきりとした見積金額を提示してもらい、含まれているサービス内容を確認しましょう。少しでも不安になったら、その場で契約してはいけません。




家電の処分を不要品回収業者へ頼んだ事例

 

家電の処分方法はわかったけど、処理券の購入手続きはめんどうだし、できれば買取もしてほしい…。不用品回収業者では実際にいくらくらいかかるのか気になる方に向けて、当社での回収事例をご紹介します。

 

 

 

テレビ・洗濯機・冷蔵庫の処分


担当者からのコメント
大学生の息子様が一人暮らしを終えるため、お母さまよりご連絡をいただきました。すでに実家に帰られているとのことでしたので、電話口で概算料金をお伝えし、ご納得いただけたので日程調整と予約をいたしました。当初はテレビ、冷蔵庫、洗濯機の3点のご依頼でしたが、当日に追加物がありましたのでその場で査定・見積もりし金額を固めてからの作業開始となりました。テレビ、冷蔵庫、洗濯機どれも3年未満で状態も良かったため買取し、最初にお伝えした金額よりもお値引きさせていただきました。

回収品 テレビ・洗濯機・冷蔵庫・姿見・DVDプレーヤーなど細々した家電(段ボール1箱)
作業時間 30分
作業人数 1名
お見積り ¥19,800
買取り ¥4,800
お会計 ¥12,000

 

生活家電とエアコンの処分


担当者からのコメント
退去日まで2週間しかないのでなるべく早く来てほしいとご相談いただきました。突然の転勤辞令で引っ越し業者は手配できたものの、粗大ごみの処分に手が回らず困っている状況でした。まずは最短でお伺いできるお日にちをお伝えし、ご納得いただけたのでそのまま無料電話見積もりをいたしました。「当日に追加があるかも」とのことでしたので時間とトラックにゆとりをもってお伺いしました。ご心配されていたテレビボードの解体作業もサービスに含まれていることが決め手になったとのことです。細々したキッチン家電や間接照明など増えた回収物のみ追加でお見積もりし、回収いたしました。お伺いしていたクレジットカードでご精算いただき作業完了となりました。

回収品 生活家電・エアコン・テレビ・テレビボード
作業時間 40分
作業人数 1名
お見積り ¥19,000
買取り ¥500
お会計 ¥18,500

 

ブラウン管テレビ・電子レンジの処分


担当者からのコメント
「使っていない電子レンジとブラウン管テレビのお引き取りにはいくらくらいかかりますか?」とお電話にてご相談いただきました。どちらも捨てるタイミングを逃して、車庫に置きっぱなしになっている状況とお伺いしましたので、電話口で無料見積もりしました。すでに2社に電話見積もりをされていたのですが、当社の回収作業サービスをお伝えしたところ電話口で内容にご納得いただきました。当日に布団乾燥機も追加でご依頼がありましたので、その場で査定して回収しました。

回収品 ブラウン管テレビ・電子レンジの回収・布団乾燥機
作業時間 15分
作業人数 1名
お見積り ¥8,000
買取り ¥0
お会計 ¥8,000


家電の捨て方まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

一口に家電といっても「リサイクル家電」「小型家電」「最新家電」など種類によって捨て方も料金も全く違います。

 

無料で処分できる家電もありますので、家電全般の処分で気になることはお気軽に当社へご相談ください。捨てたい理由やお住まいの状況から最適な処分方法を提案いたします。