扇風機の処分に困らない!オススメの捨て方9選

最終更新日:2024年11月02日

 

要らない扇風機の捨て方でこんなことが気になりませんか?

 

 

\お困りですか?/

 

壊れた扇風機ってどうやって捨てるの?

 

扇風機は燃えないゴミで捨ててもいいの?

 

捨てる以外にリサイクル出来る方法はないの?

 

ハンディ扇風機は何ゴミ?

 

扇風機って粗大ゴミになるの?

 

タワー型やハンディ型など大きさや形も幅広くなっている扇風機は捨て方に困る家電の一つです。当社でも夏の終わりにかけてご相談が増えていますが、コツさえわかれば捨てるのは意外と簡単です。

 

 

\この記事でわかること/

9つの扇風機の処分方法が分かる

 

無料で扇風機を捨てる処分方法が分かる

 

扇風機を捨てるときの注意点が分かる

 

扇風機が何ゴミに該当するのか分かる

 

 

 

記事執筆者 オラフグループ株式会社
代表取締役 田中 浩二

 

この記事を書いている私は関東・東海エリアで展開する不用品回収オラフグループの経営をしている、片付けや廃棄物処分のプロです。毎日沢山のお客様からご相談を受けています。

 

今日までいただいたお困りの声と、解決をしてきた経験をもとにプロの目線で扇風機の捨て方を解説していきます。分かりやすく解説していますのでお役に立てれば幸いです。

 


 

 

 

扇風機を処分する9つの方法

 

誰でもできる簡単な扇風機の処分方法として9つの捨て方を紹介いたします。

 

「扇風機の処分方法」

  • 自治体の粗大ゴミ収集で扇風機を捨てる
  •  

  • 燃えるゴミ・燃えないゴミで扇風機を捨てる
  •  

  • 環境センターへ扇風機を持ち込み処分する
  •  

  • 家電量販店に扇風機を引き取ってもらう
  •  

  • ホームセンターに扇風機を引き取ってもらう
  •  

  • リサイクルショップに扇風機を買取りしてもらう
  •  

  • フリマアプリやネットオークションで売る
  •  

  • ほしい人に扇風機を譲る
  •  

  • 不用品回収業者を利用して扇風機を捨てる

 

無料で捨てたり、今すぐ捨てられたり…と選ぶ方法によって特徴が変わります。具体的な手順や料金を深堀して分かりやすくご紹介していきます。

 

 

 

自治体の粗大ゴミ収集で扇風機を捨てる


扇風機は自治体の粗大ゴミで捨てる事が出来ます。

 

地域により条件や料金が異なりますが、自治体の粗大ゴミで捨てれば処分料金は100円〜1,500円くらいと非常に安価に手放すことができます。

 

「粗大ゴミで捨てる手順」

  1. 自治体の環境課や粗大ゴミ受付センターへ電話で回収申込をします。
  2.  

  3. コンビニやスーパーで粗大ゴミ処理券を購入し、扇風機のよく見える位置に貼り付けます。
  4.  

  5. 収集日の朝8時までに決められた場所へ出します。

 

ただし、粗大ゴミになるのは1辺の長さが30p以上もしくは45リットルの袋に入らない大きさの扇風機だけなので、サーキュレーターくらいの大きさの扇風機は粗大ゴミにはなりません。捨てたい扇風機と自治体のルールをご確認の上検討しましょう。

 

 

 

燃えるゴミ・燃えないゴミで扇風機を捨てる


通常サイズの扇風機でも分解して、指定のゴミ袋に入る大きさまで小さくすれば、燃えるゴミや燃えないゴミとして捨てることもできます。

 

もちろん卓上型や携帯型であれば分解する必要はありません。全国的に見ても8割以上の自治体では小さい扇風機は「不燃ゴミや燃えないゴミ」に分類されています。

 

ただし、分別が厳しい地域では外側のプラスチックは燃えるゴミ、モーター部分は不燃ゴミと細かく分解・分別しないと収集してくれません。事前のリサーチは必要になりますが、無料で処分できるので家計への負担を減らせる処分方法です。

 

「注意点」

  • 捨てたい扇風機の大きさを確認
  •  

  • 自治体のゴミ出しルールを確認
  •  

  • 分別方法に気を付けて扇風機を処分する

 

 

 

環境センターへ扇風機を持ち込み処分する


地域ごとに決められた環境センターや清掃工場などゴミ処理施設に扇風機を直接持ち込み処分する方法もあります。

 

持ち込み処分なら粗大ゴミ収集を待つことなく捨てられますし、扇風機1台なら処分料金は300円以内と安いのが特徴です。現地で重さをはかって、現金払いになるので粗大ゴミ処理券を購入する必要もありません。

 

環境センターの営業時間は平日8時〜17時と限られている点はネックになりますが、自分で持ち込める方にはおすすめの処分方法です。

 

埼玉県の戸田市や蕨市、渋谷区のように持ち込み受付自体を許可してない自治体もあるので、持ち込みの受け入れ状況や支払い方法、予約の有無を確認しておきましょう。

 

「注意点」

  • 地域により処分料金が異なる
  •  

  • 営業時間と持ち込み可能時間に注意
  •  

  • 住民票を置く市民のみ持ち込み可能
  •  

  • そもそも持ち込み禁止の自治体もある

 

 

 

家電量販店に扇風機を引き取ってもらう


買い換えの場合に限り、扇風機を家電販売店の引き取りサービスを利用して捨てるという方法もあります。

 

買い換えの際に不要になった扇風機を店頭に持ち込んで、引き取り料金を支払うだけ、と難しい手続きも必要ありません。

 

処分料金は店舗によって異なりますが550円〜1,100円くらいとなっています。家電販売店の営業時間内であれば対応してくれるので、17時以降や土日祝日でも扇風機を処分しに行けるという手軽さが魅力的です。

 

回収された扇風機は小型家電リサイクル法に基づいて有益な資源を取りだされて、リサイクルされています。

 

料金 家伝量販店
¥550〜 ヨドバシ、エディオン、ジョーシン、ケーズデンキ
¥1,100〜 ヤマダ電機

※扇風機の大きさなどにより変動

 

お持ちの扇風機により対応の可否、処分の料金¥が異なりますのでお近くの店舗へ直接問い合わせてみましょう「。

 

 

 

 

ホームセンターに扇風機を引き取ってもらう


条件を満たせば無料で古い扇風機を引き取ってくれるホームセンターもあります。よくある条件は新しい扇風機を購入するのと同時に古い扇風機を引き渡すことです。

 

どのホームセンターでもこの取り組みをしているわけではありません。2024年11月現在、扇風機の無料引き取りサービスを実施しているのはカインズとビバホームだけでした。コメリの様に小型家電の有料回収をしているホームセンターであっても、扇風機は対象に含まれないケースがよく見られます。

 

お近くのカインズ、又はビバホームに問い合わせてみて扇風機の処分について相談してみるのも良いでしょう。

 

参照リンク

 

 

 

リサイクルショップに扇風機を買取りしてもらう


扇風機をリサイクルショップに買い取ってもらうという選択肢もあります。買取価格は定価の5%〜20%の間で状態や機能性、需要によって査定価格がつけられます。

 

「買い取ってもらいやすい扇風機」

  • 製造から5年以内
  • 大手メーカー品
  • 定価が5千円以上
  • 多機能(冷風、温風、空気清浄機能、リモコン付き)

 

扇風機は春先〜夏本番にかけて需要が伸びる家電です。上記の条件に当てはまらなかったとしても需要が伸びている時期なら買取価格がつくこともあるので、リサイクルショップで査定してもらってみる価値はあります。

 

 

 

フリマアプリやネットオークションで売る


フリマアプリやネットオークションを使って扇風機を売ることもできます。

 

ネットの向こう側にいるほしい人に直接アピールできるので、リサイクルショップでは買取価格がつかないような扇風機でも売れるチャンスが残されています。

 

たとえば、製造から5年以上経過している扇風機でも壊れていなければほしい人はいますし、レトロなデザインやキャラクターモデル等一般的には需要が低くてもほしい方がみつかる可能性があります。

 

型落ちのダイソンや昭和レトロな扇風機には一定の需要があり、過去には1万円以上で取引されていたことも。少しでも高く早く売りたい方は「価格設定」と「丁寧な出品ページ」を心がけましょう。

 

「ネットで売る手順」

  1. アプリやオークションサイトに登録
  2.  

  3. 写真や説明文を書いて出品
  4.  

  5. 売れたら、配送業者を使って発送

参照リンク

 

 

 

ほしい人に扇風機を譲る


身の回りにいる方に扇風機を譲ってあげるという手放し方もあります。

 

すでに持っていたとしても、無料でくれるなら欲しいという方も案外いるので、まずは声をかけてみることから始めてみましょう。

 

周囲に欲しい人がいないときにはネットの譲渡サービス「ジモティー」を利用して、近所に住んでいる方に幅広く呼び掛けるという手段もあります。自宅や近くの公園で直接手渡しが基本になるため、送料をかけず無料で処分できる方法です。

 

参照リンク

 

 

 

不用品回収業者を利用して扇風機を捨てる


不用品回収業者に扇風機を引き取りに来てもらうこともできます。

 

粗大ゴミの収集サービスとは違い、スタッフが室内からの運び出しもしてくれますし、粗大ゴミ処理券の購入などめんどうな手続きも必要ありません。但し扇風機1点だけを処分するのであればコストパフォーマンスが悪いのでお勧めできません。かなり高く付いてしまいます。

 

不用品回収サービスは家具や家電からぬいぐるみまで幅広い不用品を一度に処分できるので、いくつか捨てづらい不用品があったり大きな家具、家電などと一緒に扇風機を捨てたい時には検討しても良いでしょう。

 

実際には、引っ越しや片付けのタイミングなどで選ばれています。土日祝日や17時以降など自分の都合がよい時間に来てくれる点も便利です。料金は3,000円〜と行政サービスに比べると高くなりますので、扇風機と不用品をまとめて捨てたい時に限ったお勧めの処分方法です。

 




扇風機を捨てるときの注意点

 

扇風機を捨てるときには以下の3つのことに注意しましょう。

 

「扇風機処分で気を付けること」

  • 分解手順と注意点
  • バッテリー内蔵扇風機の注意点
  • 業務用扇風機処分の注意点

 

正しい手順で捨てられなかった扇風機はゴミ収集車での火災の原因になってしまうリスクもあるからです。不測の事態にならない為にもこれから解説する注意点をよくご理解ください。

 

 

 

扇風機の分解手順と注意点


扇風機を不燃ゴミに出すときには1辺の長さが30p以下、または45リットルのゴミ袋に入る大きさまで小さく分解しなければなりません。

 

作業時間や工具を整えて、できることを確信してから作業を始めましょう。タワー型の扇風機はそもそも分解できない構造になっていたりします。

 

「分解の手順」

  1. 扇風機の後ろにある首振りつまみをペンチで引き抜く
  2.  

  3. 後ろのねじを外しモーター部分と羽部分をバラバラにします。
  4.  

  5. 軸とモーターをつないでいるネジを外す

 

上記の3ステップを行えば45リットルの袋に収まるくらい小さくなります。世田谷区の様に「解体や分解しても粗大ゴミ」と定めている自治体もあるので、前もって自治体のゴミ出しルールを確認してから作業を進めましょう。

 

 

 

バッテリー内蔵扇風機の注意点


充電式の扇風機は「バッテリー」と「本体」を分別してから捨てましょう。

 

ハンディ式扇風機にはリチウムイオン電池が含まれているので、そのまま不燃ゴミとして捨ててしまうとゴミ収集車やゴミ処理施設での火災の原因となってしまうからです。

 

充電池は市役所やリサイクルステーション、家電販売店に設置されている小型家電回収ボックスに入れて処分します。本体はプラスチックでできているので自治体のルールに沿って燃えるゴミや資源ゴミとして捨てるという流れになります。

 

バッテリーが外せないタイプのUSB充電式ハンディファンは分解せずに小型家電回収ボックスへ捨てましょう。

 

 

 

 

業務用扇風機を捨てる際の注意点


業務用扇風機や事業の中で使っていた扇風機は粗大ゴミとして処分してはいけません。

 

粗大ゴミ収集は家庭から出た粗大ゴミを引き取る行政事業の1つなので、事業で使っていた扇風機は対象外となってしまうからです。事業で使った扇風機は産業廃棄物処理業者に引き取ってもらいましょう。

 

依頼する際には「産業廃棄物収集運搬許可」を取得している業者から選び、引き取った後の処分方法も聞いてみましょう。廃棄処分するのであれば、処理施設との契約も必要となります。

 




扇風機を処分した不用品回収の事例


扇風機の処分方法の中で不用品回収業者の引き取りが気になった方のために、当社での回収事例をご紹介します。

 

  • 料金はいくらくらいになるの?
  • こんな内容だけど大丈夫?

 

という方に向けて当社での回収事例をご紹介します。扇風機の引き取りをご依頼いただいた具体的な料金、最初のお問い合わせからお引き取り、お支払いまでのイメージをつけていただければ幸いです。

 

 

引っ越しでの不用品回収


担当者からのコメント
東京都港区のタワーマンションにて不用品回収を行いました。お引っ越しに当たり家具や家電を一新したいとのことで、冷蔵庫や洗濯機からスタンドライト、タワー型扇風機まで一気に回収してほしいというご相談です。メールにてお写真をいただいたので、無料見積もりをして回収日時を決めました。製造から2年以内の冷蔵庫や空気清浄機はその場で査定、買取して総額からお値引きさせていただきました。

回収物 冷蔵庫、ドラム式洗濯機、ベッド、マットレス、タワー型扇風機、飾り棚、間接照明、観葉植物など
作業時間 50分
作業人数 2名
お見積り ¥29,800
買取り \5,500
お会計 ¥24,300

 

業務用扇風機の回収


担当者からのコメント
建設会社様から業務用扇風機の回収を行いました。オフィスから粗大ゴミを処分するのは初めてで、法律に則って処分したいとのご要望です。産業廃棄物収集運搬許可の内容や一般ゴミとの処分ルートの違いなどお話しして、納得いただけたので回収日時を決めました。当日に追加いただいたデスク、椅子、ロッカー、コピー機はその場でお見積もりして回収しました。

回収量 業務用扇風機5台、デスク、オフィスチェア、ロッカー、コピー機など
作業時間 30分
作業人数 2名
お見積り ¥24,000
買取り ¥0
お会計 ¥24,000

 

要らない扇風機の回収


担当者からのコメント
「扇風機1台でもお引き取りしてくれますか?」とご相談いただきました。ご依頼はうれしいものの、正直、扇風機1点だけですと粗大ゴミで捨てた方が安いことを説明いたしました。実は過去に粗大ゴミセンターに2回予約を入れようとしたものの、日時が合わずそのままになっている状況とお話しいただきました。当社なら土曜日でも来てくれることが今回のお電話の決め手とのこと。お客様のご都合がよい日時をお伺いして、翌日の朝一で予約を入れて回収しに行きました。

回収量 扇風機
作業時間 5分
作業人数 1名
お見積り ¥2,900
買取り ¥0
お会計 ¥2,900



扇風機の捨て方と処分方法のまとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

私がお勧めする扇風機の捨て方として9つの処分方法を紹介させていただきました。色々な捨て方がありますが、安く捨てたいなら粗大ゴミ回収やゴミ処理施設への持ち込み処分がおすすめです。予約や粗大ゴミ処理券の購入は必要ですが、500円以内で捨てられます。

 

「早く捨てたい」「不用品を一掃したい」など時間と手間を重視するときには不用品回収業者への依頼も有力な選択肢の一つとなります。ここまでお読みいただきありがとうございました。扇風機の捨て方に迷ってしまった方のお悩み解決になれれば幸いです。

 

この記事を読んでも解決しない方は無料で相談に乗りますのでお気軽にご連絡くださいませ。