本の処分に困らない!オススメの捨て方5選
最終更新日:2024年11月02日
しばらく読んでいない本、どうしようかお悩みの方、以下のことが気になっていませんか?
\お困りですか?/
本の捨て方が分からない
本は燃えるゴミで捨ててもいいの?
捨てる以外にリサイクル出来る方法はないの?
大量、1冊や少量で捨て方は違うの?
大量の本をどうやって処分しよう
恥ずかしい本をこっそり捨てたい
知らず知らずの内に量が増えてくる「本」ですが、単純に本を燃えるゴミで捨てるのは少しもったいないです。本には色々な活用方法があり、リサイクル出来る本を売ったり、譲ったりして無料で処分する方法もあるのです。
\この記事でわかること/
本を捨てる手順・費用・注意点が分かる
本の捨て方が5通りも分かる
恥ずかしい本の処分方法が分かる
大量の本を捨てるタイミングや基準が分かる
記事執筆者 オラフグループ株式会社
代表取締役 田中 浩二
この記事を書いている私は、不用品回収オラフグループの経営者です。廃棄物処理業界に勤めて13年以上の中で古本から本棚、一軒家丸ごとまで大きさを問わず10,000件以上の不用品の回収、処分の相談にのってきました。
本の捨て方について実際によくいただくご相談を元に「為になる情報」を目指して執筆させていただきました。分かりやすく解説していますのでお役に立てれば幸いです。
本を処分する5つの方法
少量の本から大量の本まで活用できる本の処分方法として、5つご紹介致します。
「本の処分方法」
- 資源ごみや古紙回収で本を捨てる
- 本を譲る・寄付する
- 古本屋に売る
- フリマアプリ・ネットオークションで本を売る
- 不用品回収業者の引き取りを利用して本を処分する
それぞれの処分方法の料金や手順について、分かりやすく具体的に解説していきます。
資源ゴミや古紙回収で本を捨てる
本は燃えるゴミではなくて、資源回収に出すのが正しい捨て方です。1冊でも100冊でも燃えるゴミではなくて資源ごみになります。
月に1回、古紙回収日として設けられている自治体や資源ごみの品目の1つとして扱う自治体など、細かい分類や手順は違うものの、資源ごみとしてリサイクルされるという点は共通しています。
自分の好きな時に捨てたい方は市役所や資源回収センターに設置されている古紙回収ボックスを利用しましょう。回収された本の95%は再生紙として生まれ変わるので、環境にも優しい捨て方です。
3冊以上の本を古紙回収や資源ごみに出すときには、回収スタッフが持ち運びしやすいように本を紐で束ねると親切です。
「注意点」
- 量が多いときは紐で本を束ねる
- 自治体の「資源ゴミ」のルールを確認する
本を譲る・寄付する
本を友人に譲ったり、施設に寄付して手放すという方法もあります。
自分にとってはいらなくなった本でも無料なら、一度は読みたい本ということもよくあります。文学賞を受賞した作家の小説や話題になった漫画などは需要の多い本です。まずは身近な人に声をかけることから始めましょう。
病院や施設へ寄付するという選択肢もあります。ただし、受け入れ基準は施設の運営者によって変わるので、事前に確認してから寄付しましょう。
本を図書館に寄付はNGとその理由
図書館への寄付は現実的ではありません。図書館では決められた予算を使って需要がある本を書店から仕入れていますので、無料でも個人からの寄付は受け付けていません。手に入りにくい学術雑誌や美術雑誌であれば受け入れてくれたというケースもありますが、非常にまれです。
「図書館への寄付がNGの理由」
- 図書館では寄付は受け付けていないから
- 需要がない
- 書店から仕入れるのが一般的だから
- 貴重な資料や地域の資料、美術雑誌なら
- よほど基調でない限り受け入れてくれません
古本屋に売る
価値がある本に限りますが、古本屋やリサイクルショップではいらなくなった本を買い取ってくれます。
本の買取価格は「状態」や「需要」「買取店の専門性」によって左右されるので、売るならきれいなうちに早く売ってしまうのがおすすめです。
買取店はジャンルごとの専門店を選ぶことが高く売るコツの一つです。流通量の多い漫画や文庫本ならブックオフのような大型店でも構いませんが、学術書や画集は専門店へもっていかなければ正しい価値で査定してくれません。
自宅に居ながらにして、買取価格を知れるサービスもあります。スマホでスキャンするだけで買取価格が分かるので、処分方法を検討する材料になります。
フリマアプリやネットオークションで本を売る
フリマアプリやネットオークションを通して、ネットの向こう側にいるほしい人に直接売るという方法もあります。
リサイクルショップや古本屋では価格がつかなかった本であっても、ほしい人がいれば売れます。再販されていない雑誌や専門書、絶版の本は高く売れ安い本です
。
買ってくれる人=ほしい人となりますので、いつ売れるかわからないという懸念点もありますし、著しく状態が悪い本はいつまで経っても売れません。
過去の落札履歴や出品状況から売却価格を調べて、売れると分かったときには良い処分方法です。
不用品回収業者の引き取りを利用して本を処分する
大量の本を処分したい時は不用品回収業者に本を引き取ってもらうという方法もあり、もっとも簡単で手間がいらない処分方法です。
しかし手軽な反面、費用が掛かるとゆう大きなデメリットがあります。その為不用品回収業者で本を処分したい時には自分では諦めてしまうような「大量の本」を捨てたい時に利用するのが良いでしょう。
利用方法は簡単で、捨てたい本を決めたら電話やメールから業者へ問い合わせるだけです。電話やメールから本の引き取り依頼をすると、スタッフが引き取り料金や回収作業の流れを説明してくれます。金額や作業内容に納得できたら、予約を取ります。
作業日当日は本の箱詰めや室内からの搬出まですべてスタッフがやってくれます。不用品回収業者は家具や家電の引き取りをメインとしている仕事なので、本棚や机などもまとめて引き取り依頼できます。
簡単で便利なのですが、自治体と比べて料金は高めです。基本料金だけでも3000円はかかりますので、一度に大量に捨てたい人や家具もまとめて引き取ってほしい人向けの捨て方になります。
参照リンク
本を捨てる3つのタイミング
何だかんだで取っておいてしまいがちな本、そんな本を捨てるタイミングは大きく3つに分けられます。
「本を捨てる3つのタイミング」
- 収納できなくなったとき
- 内容が頭に入ったとき
- 1年後も読まない本
無理して処分する必要もありませんが、1つでも当てはまったら捨てるかどうかの検討から進めていきましょう。
本が収納できなくなったとき
お持ちになっている本が、自分の部屋や本棚に収納できなくなったときは捨て時です。
本棚も自分の部屋も容量は決まっています。今、捨てなかったとしてもこれからどんどん増えていき、入りきらなくなった本たちは床や机の上に転がってしまっていくでしょう。トランクルームを借りたり、実家に送ったり…という方法も一時しのぎにすぎません。
収納に収まらないタイミングで見直して、読み返さない本や今の自分には必要のない本は処分のタイミングです。
本のストーリーや内容が頭に入ったとき
本に書かれている内容が自分の中に入ったときや満足した時も本の捨て時です。
本の本来の役割は知識を取り込むことや感動することですので、知識として定着した時や資格試験に合格した時には参考書は必要なくなります。目的を達成するためのツールとして使う「教科書」「資格の本」「参考書」などは捨て時が分かりやすい本です。
流行に左右されやすい雑誌類といった数年後、読み返すことのない本も早めに処分しておきましょう。
1年後も読まない本
今読んでいないかつ1年後も1度も手に取ることがないと思われる本も捨てても構いません。
途中でやめてしまった語学や資格の本、自己啓発本など今の自分に必要がない本は、いつまで経っても読み返されることはないからです。
頭の中に内容が入っていなかったり、いつか読もうとしている本もこれに当てはまります。本を買った時点で満足していることもあり、もし時間がとれたとしてもその本を読むことに時間を費やすことはしないでしょう。
雑誌や人から勧められた本など、なくなっても不便を感じない本は捨てても構わない本となります。
どうしても本を捨てられないときの対処法
本を捨てられないときにはデータやデジタルブックを活用します。
捨てられない理由は「いつか読み返すかも」とか「捨てたら後悔するかも」と思っていることが多いからです。
もし捨てたとしても、いつでも読み返せる環境が整っていれば安心して捨てられるようになります。スキャナを使ってデータ化したり、いつでも購入できるようにURLを控えておくだけでも捨てる気持ちの後押しになります。
恥ずかしい本の処分方法
ご自分の知られたくない趣味や嗜好品として買っている本や、人に見られたくない本の処分方法は以下の3つの捨て方がお勧めです。
- 無人の古紙回収センターに持ち込む
- 宅配買取サービスを利用する
- 物理的に見えなくする
それぞれの手順や捨て方について解説していきます。
無人の古紙回収センターへ本を持ち込む
無人の古紙回収センターなら人と顔を合わせることなく恥ずかしい本を処分できます。リサイクル施設にある古紙回収ボックスに入れてくるだけなので、簡単ですし費用も掛かりません。
ただし、同じように古本や新聞紙を捨てに来た人に見られる可能性は捨てきれませんし、無人とはいっても偶然出勤した施設の管理者に合う可能性もゼロではありません。
平日の15時ごろなど人のいない時間帯を狙って処分しに行きましょう。
本の宅配買取を利用する
本の宅配買取サービスを利用すれば、人に見られることなく本の処分ができます。
宅配業者に渡すときにはダンボール箱に入っているため、自分の目の前で中身をみられることはありません。もちろん、査定センターでは1点1点本の内容を確認されるのですが、顔を合わせない相手なので恥ずかしさはありません。
本の買取代金は事前に指定した口座へと振り込まれます。査定内容の明細として本の題名と買取価格が書いてある書類が届くこともあるので、最後まで注意は欠かせません。
シュレッダーや黒塗り
手間はかかりますが、シュレッダーにかけたり、黒塗りをしてから捨てるという原始的な方法もあります。
時間も労力もかかりますが、シュレッダーにかけてバラバラにした後で燃えるゴミにすれば誰にもバレることなく本の処分ができます。
注意点としては時間がかかるところです。シュレッダーのつまりの原因になってしまいますので、1度に入れられるのは3枚程度です。1回の粉砕に5秒としても1冊の本をバラバラにするのにかかる時間は30分以上になります。
本を処分した不用品回収の事例
本以外にも捨てたいものがたくさんあるし、できるだけ早く捨てたいという方から選ばれるのが不用品回収サービスです。
- 料金はいくらくらいになるの?
- こんな内容だけど大丈夫?
という方に向けて当社での回収事例をご紹介します。
ボロボロになった本と不用品の回収
担当者からのコメント
書斎として使っていたお部屋の家具や家電を丸ごと引き取ってほしいとご依頼を受けたので、訪問見積もりへとお伺いしました。6畳の書斎には壁一面の本棚、辞書から学術書、専門書など多種多様な本がびっしりと詰められていました。床にもボロボロになった雑誌や文庫本が大量に積まれている状態。片付け作業を含めた見積もりを算出してご検討になりました。翌日、お電話にてご依頼いただきました。他社様と比較していただいた結果、「作業内容や説明が丁寧だった」とお褒めのお言葉を頂戴しました。追加や変更がなかったため、お見積もり通りの金額を頂戴し作業完了となりました。
回収物 | 本棚、パソコンデスク、椅子、本(段ボール20箱)など |
---|---|
作業時間 | 20分 |
作業人数 | 2名 |
お見積り | ¥17,000 |
買取り | ¥1,000 |
お会計 | ¥16,000 |
本の大量回収
担当者からのコメント
できるだけ早く回収しに来てほしいとお電話いただきました。週末に親が遊びに来るのですが、家の中に見られたくない本がたくさんあって困っているとのこと。回収物や建物を確認したうえで概算見積もりをお伝えし、ご納得いただけましたので、翌日の朝一番のトラックを手配しました。床に積み上げられた漫画本を1点1点確認しながらダンボールへと入れて回収いたしました。最後に追加依頼いただきました空気清浄機もお引き取りして作業完了となりました。
回収量 | 漫画本ダンボール30箱、空気清浄機、その他不用品 |
---|---|
作業時間 | 20分 |
作業人数 | 1名 |
お見積り | ¥18,500 |
買取り | ¥3,100 |
お会計 | ¥15,400 |
大量の本と本棚の回収
担当者からのコメント
空き家となっている実家での回収依頼でした。作業場所は東京都足立区ですが、ご依頼主の娘様は名古屋にお住いのため電話で作業内容や概算料金をお伝えしまして、訪問見積もりと回収作業を同日に行いました。事前にお伺いしていた通り、本や本棚が一般的なご家庭に比べてかなり多いお宅です。本や雑貨類を仕分けした後で、本棚や飾り棚を解体してお引き取りしました。解体してから搬出することで室内を傷つけるリスクも減らせますし、トラックでも場所を取らないのでよりたくさん載せられるようになります。3LDKのお部屋をすべてからっぽにして作業完了となりました。
回収量 | ベッド、布団、カーペット、ソファ、ダイニングテーブル、本棚、本、キッチン用品、学習机、椅子、ローテーブル、飾り棚、冷蔵庫、洗濯機、タンス |
---|---|
作業時間 | 半日 |
作業人数 | 4名 |
お見積り | ¥97,000 |
買取り | ¥6,300 |
お会計 | ¥90,700 |
本の捨て方と処分方法のまとめ
いかがでしたでしょうか?
本は可燃ごみではなく資源ごみなので、古紙回収を利用して捨てるのが王道です。状態がよくて需要のある本なら売ったり、寄付するという処分方法もあって、無料で手放すこともできます。
大量の本や本棚も併せて捨てたいときには不用品回収業者に任せるのもおすすめしています。料金や安くするコツも惜しみなくお伝えしますので、それらでお悩みの方はお気軽にご相談ください。喜んで無料で相談に乗ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。