ゴミ屋敷清掃を業者へ依頼する場合の料金相場と注意点


最終更新日:2023年4月17日

 

ゴミ屋敷の片付けを業者へ頼んだ場合の料金や費用の相場が知りたい方へ。

 

●ゴミ屋敷を片付けなければならない状況だけど、お金結構かかりそう・・・

 

●ゴミ屋敷清掃を業者へ頼もうか検討中だが、いくらかかるのか調査中。

 

●費用を安くする方法はあるのか知りたい。

 

●ついでに業者の選び方や基準も知りたい

 

●なんなら自分で片付けられるのか、片付ける方法はあるのか知りたい

 

こんな事に興味をお持ちですか?

 

こちらのページでは『ゴミ屋敷の料金や費用の相場』の事について着目しながら、当社の過去の実績と経験に基づき、私の独自の理論と答えで解説していきます。

 

 

 

この記事を書いているのは不用品回収オラフグループの経営者です。この業界に勤務して13年以上の中で地域やお客様を問わず、物干し竿の捨て方への相談にも数えきれないほど応えてきました。

 

よくあるご質問や私の経験・知識から役立つ情報を惜しみなく紹介していきます。

 





ゴミ屋敷清掃の料金と費用の相場

遺品整理・生前整理・断捨離、様々なお片付けが存在していますが、どの場合でも切っても切れない関係にあるのがゴミ屋敷の清掃です。特にゴミ屋敷の場合は、その壮大な状況により自分達で片付ける事を諦める方も多いでしょう。では業者に頼むといくらかかるのか、気になってきますね?まずは料金の事について深掘りして解説していきます。

 

 

ゴミ屋敷清掃の料金の決まり方

 


ゴミ屋敷の料金の決まり方は大まかに3つの要因で決まっていきます。

 

一言にゴミ屋敷と言っても、専門的に見れば実に沢山の種類が存在します。砕いていえば、生ゴミが多いのか、糞尿が存在するか、リサイクル品は多いのか、などです。

 

重ねて、搬出する出口はあるか、トラックは停められるのか、業務を行う際にどれぐらいの手間がかかるのか、そして全体の物量はどれぐらいなのか、こんな感じです。

 

画像にある3つの要因と重ねて確認していくのは何処の会社でも大体同じ条件だと思います。

 

注意点としては、間取りや定額などの料金表を宛にしすぎない事です。

 

例として当社の過去の作業事例から同じ6畳間のケースで見比べてみましょう。

 

 

ゴミ屋敷の清掃

 

ゴミ屋敷清掃の費用と内訳

間取り 6畳間
作業時間 1日
作業人数 4名
見積り ¥158,000
買取り ¥0
お会計 ¥158,000

 

ゴミ屋敷の清掃

 

ゴミ屋敷清掃の費用と内訳

間取り 6畳間
作業時間 半日
作業人数 4名
見積り ¥74,000
買取り ¥7,000
お会計 ¥67,000

 

このように、蓄積された量や内容によって同じ間取りでもここまで料金の差がでます。

 

ゴミ屋敷の料金は現地調査でお見積りを行わないと絶対にはっきりしません。ホームページ等で安く提示している業者も多いので、振り回されないようにしましょう。

 

●料金は状態で大きく変わる
●見積もりを取ろう
●料金表は参考程度

 

 

 

ゴミ屋敷清掃の費用の相場


ゴミ屋敷清掃の費用の相場を紹介します。あくまでも私の会社の過去相場からの割り出しです。しかし実績は1,000件以上あります。

 

間取り

作業時間

料金

1K

1時間

¥12,000〜

1LDK

1〜2時間

¥27,000〜

2LDK

2〜4時間

¥57,000〜

3LDK

3〜5時間

¥97,000

4LDK

4〜7時間

¥137,000〜

5LDK

6〜9時間

¥170,000〜

 

こちらはあくまで参考としてご覧ください。この費用相場よりも大幅に安い方もいれば、大幅に高い方もいます。

 

しつこいようですが、ゴミ屋敷清掃の費用は現地お見積りを行わないと分かりません。

 

それでももう少し知りたいよ、とゆう方は以下に金額の事について解説したページへのリンクを貼っておきますのでご覧ください。

 

《参考情報》

 

 

 

追加料金がかかる可能性は?


ゴミ屋敷清掃の費用で、追加料金がかかる可能性は何処に潜んでいるのか?解説していきます。

 

中に入れて進んでいける軽度のゴミ屋敷では追加で費用が発生する事はまずありえません。

 

逆に追加を求める業者、追加に関して徴収しない事を見積書に記載しない業者は悪徳の可能性が高いでしょう。

 

しかし、どんなに優良な業者でも、一部の条件が揃ってしまうと追加料金が発生していく可能性が有ります。

 

ではどんな事が当てはまるのか?以下で一覧にしてみました。

 

追加料金が発生する可能性一覧

 

 

中に入れないレベルのゴミ屋敷で、全体量が分からない

 

ゴミで埋もれた中に、未確認の収納があった

 

ゴミで埋もれた先に、見えていない部屋があった

 

床が抜けていたりして、作業困難の箇所が出てきた

 

DIYや造作物により、壁などが作られていた※要解体

 

一概には言えませんが、この様な場合は状況により追加の費用が発生する可能性が有ります。

 

注意点とゆうか、コツとして、上記の1〜6全てに当てはまっている条件があります。

 

それは『家に入れないレベルのゴミ屋敷』です。業者もお仕事ですので、未確認の部分に勘で料金を確定する事は出来ません。

 

この場合には、見通しの金額や、追加が発生する場合の条件を依頼する業者としっかり話し合い、きちんと段取りを踏んでから作業に入ってもらう事を意識してください。

 

ゴミの量が多すぎたり、家に入れないレベルの場合には追加料金が発生する可能性が有ります。依頼する業者にきちんと確認しましょう!




費用を安く抑える為に出来る事

ゴミ屋敷の片付け費用は、控えめに言っても高額です。見積もりを取ってみて、その費用にびっくりしてしまう方も少なくありません。それもそのはず、物を運ぶだけの引っ越し屋さんですら高額な重労働のサービス業ですから、ゴミ屋敷清掃ともなれば価格はその何倍にも跳ね上がります。しかし、料金は一番大切な事であり、抑えたいところでもあります。ここからは、一般の意見とは違う業者目線で見た費用の削減について解説していきます。

 

 

自分で頑張ってゴミを減らす



一番分かりやすい、安くする方法として、少しでも自分で頑張って捨てる方法があります。

 

見積り金額が決まる際に、全体の物量が一番費用のかさむ部分と言っても過言ではありません。

 

その全体の物量を、少しでも自分達で減らしていく事により費用の減額が見込めます。

 

賃貸住宅だと退去の期日に追われますのであまり現実的ではありませんが、現在空き家だったりして急がない場合には少しでも自分達で減らしてみる事も検討してみましょう。

 

自分でゴミを捨てる参考として以下に大分類のゴミの分別を記載しておきます。

 

燃えるゴミ

 

燃えないゴミ

 

危険物

 

資源物

 

粗大ごみ(要予約)

 

リサイクル家電

 

 

大まかにこんな感じです。注意点としては、ゴミのルールは地区の行政により独自に制定されていますので、各市区町村によってルールが違います。

 

そして意外と見落としがちなのが行政では受け入れ出来ない物を独自に制定しています。

 

鉢植えや消火器辺りが有名でしょうか。この様な事に注意しながら、可能な部分だけでも減らしていく事により費用を抑える事が出来るでしょう。

 

依頼者目線で言えば、一番コスパがいい方法と言えます。自分でやる方法を詳しく知りたい方の為に、以下に遺品整理を自分でやる方法へのリンクを貼っておきます。

 

やり方は同じです。詳しく深掘りして解説していますので、興味のある方は参考にして下さい。

 

 

 

買取りが強い片付け業者へ依頼する


料金を抑えて業者へ全て依頼する、その方法の一つに買取りが強い片付け業者へ依頼する方法があります。

 

一言にゴミ屋敷清掃と言っても、業者によりやり方は全然違います。戸建て住宅などの大掛かりなゴミ屋敷清掃の場合、その業者のやり方によって最終の料金に致命的な差が生まれる可能性が有ります。

 

1つの大きな理由としては、買い取りの事が挙げられます。

 

例えば、2020年の今現在、現実に存在する業者では以下のようなやり方をしている業者が混在しています。

 

 

業者A

全てをゴミ扱いで一気に撤去

 

 

業者B

リサイクルはするが買取り無し

 

 

業者C

リサイクル・買取りに強い

 

 

業者D

リサイクル・買取り・処分全てに強い

 

 

依頼者からすると『ただゴミを片付けて持っていく』だけに見えますが、業者目線から言えば全く違います。

 

特に、業者C・業者Dに関して言えば、お金が返ってくる可能性が十分にあります。ジャンルに問わず、何でも買取る事が出来るような業者を選べばその希望は持てます。

 

私も日々仕事をしていて、よく言われるのが『ごみしかない、売れる物なんか無いよ』と言われますが、実際そんな事はありません。

 

どうせ同じような料金を払って依頼をするのなら、リサイクルや買取りに強い業者を選ぶ事が得策です。

 

ちょっと見てみたい!とゆう方の為に、以下に参考として買い取りに関するリンクを貼っておきます。興味のある方はご覧ください。

 

 

 

業界人が教える相見積もりの方法


相見積もりは、取り方によってはお金を損してしまいます。ネットで業者を探す際の注意点と相見積もりの取り方を解説します。

 

『何で?』単純にそう思いますね?業界人だからこそ分かる理由が潜んでいます。

 

相見積もりは、相見積もりサイト・一括見積もりサイト・業者紹介のウェブサイトから頼んだ場合に限り、費用が20%〜30%高くなると思ってください。

 

理由としては、お客様紹介料が絶対に発生する裏側があります。基本的に、色々な協会や比較サイトは、受注業者以外の第三者機関が運営しています。

 

色々な名称で運営していますが、ざっくり一言で言えばIT企業です。IT企業の収入は紹介料です。

 

紹介会社は自分達でお片付けをする訳ではありません。問い合わせを紹介する代わりに、結構しっかりとした紹介料を徴収します。

 

例えば、以下の様なケースがあります。

 

制約金額の〇%バック

 

1件紹介毎に課金式

 

 

@の相場は安い所で15%、高い所で30%ぐらい。Aの紹介料は1件の問い合わせを横流しで¥3,000〜4,0000円。案件の大きさによって判断します。

 

Aは、制約・未制約に関係なしで問い合わせが入っただけでカウントされますので、受注業者としてはたまったもんじゃありません。

 

『何でそんな事が分かるの?』と聞こえてきそうなので言及しておきますが、私はサラリーマン時代から含めれば、この業界は十数年です。

 

自分で起業してから今まで、毎日のようにIT企業から営業電話がかかってきます。

 

『相見積もりサイトへ参加しませんか』『ランキングサイトの1位枠買いませんか?』『案件紹介しますので商談お願いします』こんな内容です。

 

独立当初は仕事が無かったので利用した事もたくさんありました。しかし、その紹介料の分が高くなってお見積りに含まれているのは言うまでもありません。

 

では、業界の裏側を知っている私自身が、依頼者様の立場となって相見積もりを取っていくのだとしたら、どのような方法をとるのか?思い切って紹介してみます。

 

まずは業者選び ※2〜3社

 

相見積もりサイト・比較サイト・ランキングサイト・協会・口コミサイトなどは全て避けて、地域に対応している会社のページを直接インターネットで探す。

 

業者の条件を確認

 

買取りは強いか、リサイクルは行っているか、会社はきちんとしていそうか、等を重点的にホームページを隅々までチェック。

 

現地を無料見積りしてもらう

 

名刺はちゃんとあるか、対応はしっかりしているか、身なりはきちんとしているか、普通の会社が普通にあるべき物が欠けていないかを重点的に観察します。

 

見積書のチェック

 

項目の詳細、何にどれだけ料金がかかっているかの確認、買取りの有無、追加に関する記載と条件などをチェックします。

 

この様な事を気にしながら相見積もりを取ります。業者同士の金額に誤差がある場合には理由があるはずなので、除外するのではなく見積書を見直して何で金額の誤差が生じているのか確認します。

 

それでも分からなければ直接聞くのもありでしょう。

 

ざっくりと業者選びに関して紹介しましたが、詳しく知りたい方は以下にもっと細かく業者選びについて書いたページへのリンクを貼っておきますのでご覧ください。

 

遺品整理業者の選び方のページですが、業者の選び方・注意点は一緒です。

 

《参考情報》

 




値段?対応?ゴミ屋敷清掃業者の選び方

 

上でも少し紹介しましたが、ゴミ屋敷清掃の業者の選び方を詳しく解説していきます。恐らく、この記事を読んでいる大半の方が、業者へ依頼するのが初めてかと思います。その為、何をどう見たらいいのか、判断基準が分からず困ってしまうのが一番多い悩みかと思います。値段が高いサービスだからこそ、せっかく読んでくれている皆様の為に、業界人の目線から見た業者の選び方を書いていきます。

 

判断基準とするべきポイント


業者を選ぶ際の判断基準や選ぶポイントについて解説します。

 

恐らく大半の方が、ゴミ屋敷清掃を業者へ依頼すること自体が初めてかと思います。

 

初めての事となると、何を基準として判断したらいいのか分からないと思います。そして一生懸命考えて下した判断も間違ってしまう可能性も十分にあり得ます。

 

高額な価格帯のサービスですから、誰もがそうはなりたくない物です。ではどんな事に注意するといいのか?以下で一部紹介していきます。

 

料金

 

費用に関してはお見積書の詳細まで確認しましょう。何に、どれだけ、どうして料金がかかっているのか、それらが明確であり、尚且つ安いかどうか、追加料金に関しての文言や補足説明があるか、見積書はペラペラの伝票見積りではなくきちんとしているか、見積書に会社の社印を押した正式な効力のある物となっているか、そんな事を重点的に確認してください。

 

対応と内容

 

名刺はちゃんと渡されたか、身なりはきちんとしているか、明確な提案は出来ているか、リサイクルは強いのか、買取りは強いのか、処分できない物はあるか、希望通りに完了してくれるのか、この辺りを重点的に観察していきましょう。

 

会社情報

 

会社へ電話してもきちんと対応窓口はあるか、代表の電話番号はあるか、きちんとした法人か、会社の大きさも含めて重点的に見てみましょう。

 

 

見積もりで出た料金の注意点


一番大切と言っても過言では無いのが依頼時にかかる金額です。ゴミ屋敷清掃の料金の事に関して詳しく解説していきます。

 

初めての依頼ともなれば、その作業や内容に付いている金額が適切なのか判断するのが難しい所です。

 

見積書を取ってみても、その金額に対して相手の説明を受けるだけで言われるがままになってしまうでしょう。

 

ではゴミ屋敷清掃の費用にはどんな項目があるのか、内訳の見方について以下で深掘りして解説していきます。

 

ゴミの処分代金

 

ゴミの処分代金は、基本的には物量と比例します。見積りの中で、どれぐらいとカウントされていて、いくらかかるのか、その内容を確認しましょう。

 

運搬費

 

撤去したゴミを運搬するトラックの運搬費用は、何トン車が何台でいくらとなっているのか、その内容と料金を確認しましょう。

 

人件費

 

撤去作業を行う人員は、何日間で合計何人の人手が必要で、それに対していくらかかっているのかを確認しましょう。

 

諸経費

 

契約書や書類作成費、トラックが常駐できない場所によっては駐車場代やその他色々な諸経費は、何にいくらかかっているのか確認しましょう。

 

買取りやリサイクルの有無

 

ゴミ屋敷の場合には、今現在分かっている範囲で何が買取れるのか、何がリサイクル出来るのかを確認しましょう。重ねて、その会社がどんな買取りにも対応出来るのかも必ず確認しておきましょう。

 

 

 

比較・ランキング・口コミの見方


費用を抑える為に、比較サイトやランキングサイト、口コミサイトや協会を利用する。この場合にはとっても注意が必要です。

 

理由としては、自作自演も含めた嘘の情報が沢山存在しているからです。

 

自作自演は比較的分かりやすいですが、ネットの会社へお金を払って依頼をして、自社の評価を上げる言及をして貰っているサイトを別で作る会社も沢山存在します。

 

そんな2020年現在で、業界に身を置いている自分としては、これらのサイトは危険としか言いようがない現状があります。

 

しかし、そんな中でも割と宛になる情報もあります。私から言える、割と宛にしていい口コミは1つだけです。

 

グーグルマイビジネスの口コミ

 

残念ながらこれしかありません。グーグルはその会社の大きさもさることながら、本当にユーザーにとっていい物を提供していこうとゆう方針ですので、ズルをするような所を嫌います。

 

それは明確に公表して、対策もしています。しかし、割と宛になる、と表現している通り、全てを鵜呑みにするのは危険です。

 

理由としては、口コミは自主的に入っていない事があるケースが挙げられます。

 

口コミを書いてくれたら¥5,000割引!口コミで10%オフ!など、いい口コミを集める為にお金で解決している所もあります。

 

人間の本質ですが、すごく嫌な思いをした時か、すごくいい思いをした時ぐらいでしか口コミを自主的に書きません。

 

あまりにも沢山の口コミで高評価を獲得している所には注意をして、そういった目線からも見て判断してみましょう。




まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

業界にそれなりの規模で長くいるといいことも悪いこともたくさん見えてきます。

 

そんな大変な時にこの記事を読んで参考にして頂ければと思い執筆いたしました。ご活用頂けますと幸いです。