有料の廃品回収を頼む時の料金と注意点【プロが解説】
最終更新日:2022年10月02日
廃品回収は実際のところ有料なのか知りたい。有料の場合いくらぐらいかかるのか料金も知りたい。有料でもいいから廃品回収を頼みたい。こんな事を検討中の方へ
●廃品回収の料金システムが知りたい
●廃品回収の費用相場が知りたい
●廃品回収を安く依頼するコツが知りたい
●依頼するときの注意点が知りたい
こんなことに興味をお持ちですか?
上記のようなことが心配な方もこのページを読み終えると有料で行う廃品回収の詳細が分かり、安心して利用できるようになります。
\このページでわかること/
●廃品回収の料金システムが分かる
●廃品回収の実例から料金を知れる
●安くていい業者の選び方がわかる
執筆を担当したのは遺品整理・不用品回収の経営者です。不用品回収業者にたずさわって12年の間に合計9100件以上のお客様の不安や悩みを解決してきました。今でもほぼ毎日お客様のお宅へ訪問して、お見積もりや回収業務を行っています。
経験談と現在の相場に基づき書かせていただきました。
有料で行う廃品回収の料金システム
「無料で回収します」こんなアナウンスでよく街中を徘徊する廃品回収。
ですが、実際は「お金がかかった」とゆう声ばかりでイメージが悪く依頼しにくい!とゆう方も多いと思います。
そんな事にならない為に、廃品回収の料金システムをしっかりと理解してから依頼するようにしましょう。
回収手数料
廃品回収には、回収手数料がかかります。
回収手数料とは、言い方を変えれば運搬費用や車両費用とゆう意味です。指定された廃品を引き取りに行く回収手数料として費用が掛かります。
ガソリン代や距離による運送費が実際の項目となるので、遠ければ遠いほど高額になります。
「回収手数料の目安」
5km以内 | ¥3,000前後 |
---|---|
10km以内 | ¥6,000前後 |
20km以内 | ¥10,000前後 |
上記の表でも分かるように、遠ければ遠いほど回収手数料は高くなります。近くの廃品回収業者を探すか、地域に対応している業者を探すと安く済ませる事が出来るでしょう。
処分費用
回収する廃品によっては、処分に費用がかかります。
無料で回収出来る物は一部です。家具ならブランド品、家電なら新しい物、その他は売れる、又はリサイクル出来る物です。
その他は業者でも処分に費用が掛かるので、処分費用を頂き有料での回収となります。これがよく聞く無料の廃品回収でお金を取られた!の真実です。
「処分費用の例」
カラーボックス、キッチンラック、扇風機、ノートパソコン、モニター、椅子、衣装ケース、オーブントースター
テーブル、デスクトップパソコンセット、座椅子、水槽、自転車、電子レンジ、テレビ台
液晶テレビ、冷蔵庫、学習机、ダイニングテーブル、ベッド・マットレス、洗濯機、ソファ、食器棚、サイドボード
作業員の人件費
大型家具や大型家電などで作業員が2名必要な場合には作業員の追加費用がかかります。
大きさが1メートルを超えるあたりから2名で対応することが多いです。作業員1名の追加で¥3,000〜¥5,000程度の費用が追加されます。
「作業員が追加される場合」
・階段での搬出作業
・大型の家具や家電がある
・窓からの吊り下げ搬出がある
【実例付き】有料で依頼する廃品回収
有料で行う廃品回収の実際の事例を紹介します。
かかる費用、作業時間、買取りの有無など写真付きで詳しく紹介しますのでイメージがわきやすいかと思います。是非参考にしてください。
軽トラック
担当者からのコメント
軽トラックで行った廃品回収の実例です。引っ越しで不要になる粗大ごみと家電をまとめて処分して欲しいとの相談でした。お電話でお見積もりを行ったところ、費用に納得を頂きそのままご依頼を頂戴しました。引っ越し当日にお伺いし、引っ越し業者と合同で作業を行い廃品を回収して完了です。
回収量 | 軽トラック1台分 |
---|---|
作業時間 | 60分 |
作業人数 | 1名 |
お見積り | ¥14,800 |
買取り | ¥0 |
お会計 | ¥14,800 |
1トントラック
担当者からのコメント
ご実家の遺品整理で1トントラックの廃品回収のご依頼をいただきました。依頼者様は遠方からいらっしゃるとのことで、当日に初めてお会いすることが出来ました。廃品回収の内容については現地で確認しながら回収し、主に処分に困るリサイクル家電と大型の家具を引き取りました。思ったより量が多く、後日もう一度いらっしゃる時に同じプランでご依頼を頂きました。
回収量 | 1トントラック |
---|---|
作業時間 | 130分 |
作業人数 | 2名 |
お見積り | ¥44,800 |
買取り | ¥5,100 |
お会計 | ¥39,700 |
2トントラック
担当者からのコメント
お母さまが老人ホームへの入居が決まったとのことで、ご自宅全体の廃品回収でご依頼をいただきました。片付け後にご自宅を売却することが決まっていましたので、全部残らず何でも回収してほしいとの事でした。家具、家電、生ごみ、お皿、雑貨など色々ありましたが残らず回収して完了しました。
回収量 | 2トントラック |
---|---|
作業時間 | 1日間 |
作業人数 | 3名 |
お見積り | ¥79,000 |
買取り | ¥6,000 |
お会計 | ¥73,000 |
廃品回収を安く依頼するコツと注意点
ここからは、廃品回収を少しでも安く上手に依頼するコツについて詳しく解説していきます。
業界に長くいてお客様と長く触れ合ってきたからこそわかる独自の目線で、少しでもコストを安く依頼できるように同業者泣かせの有益な情報を目指して解説していきます。
是非参考にしてください。
相見積もりを取る
最低でも3社から5社の相見積もりを取る事をオススメします。
そして「相見積もりを取っている」事を業者へ伝えてからお見積もりを行いましょう。それにより競争意識が生まれて、費用の減額が見込めます。
相見積もりを伝えないでお見積もりを取るのも方法ですが、競争意識が生まれたほうが減額を見込めるのは間違いありません。
この時代には相見積もりは普通の事ですし、業者へ失礼になることもありませんのでしっかりと伝えてから複数見積もりを取るようにしましょう。
「相見積もりの注意点」
・同じ日時と条件で取る事
・追加料金無しの約束をする事
・口頭ではなくお見積書で約束する事
値引き交渉をする
ストレートに値引き交渉をすることは、とても効果的に費用を安くする事が出来ます。
コツとしては、ただ値引き交渉をしても安くなることはありません。「どこの業者にするか決めた後」にその業者へ依頼することを条件に値引き交渉をすることです。
「あなたの所に依頼したいのですが、もう少し安くなりませんか?」これぐらいはっきりと値引き交渉をしましょう。
業者目線で言えば、これはとても嬉しい言葉です。値引きの余地があれば減額してくれる業者も多いでしょう。
減額できなかった時には、その費用が限界だと認識してキッパリと諦めましょう。
「値引き交渉のコツ」
・制約条件でお願いする
・ハッキリと安くしてほしいと伝える
・上限予算で相談してみる
いい業者の選び方
良い業者の見極め方として「接客の良さ」「値段の適正さ」「担当者の良さ」この3つを重点的に観察しましょう。
ネットの情報もお金で買える今宛になりません。役所も許可さえあれば変な業者でもなんでも紹介します。比較サイトの順位はお金で買える時代です。
こんな時に本当の意味で宛になるのは「実際に自分の目で見て体感した事」です。
どんなにいい業者でも、担当者がハズレだと元も子もありません。自分で動いて感じたことから冷静に判断して、良い業者を見極めるようにしましょう。
「いい業者の判断基準」
・電話対応がいい
・担当者が丁寧で分かりやすい
・料金が安い
・追加料金無しの約束がある
・見積書がしっかりしている
有料の廃品回収のまとめ
いかがでしたでしょうか?
有料の廃品回収を初めて頼む方でも失敗することの内容にとゆう思いで自分なりに記事を執筆してみました。
悪徳な業者も年々増えてきていて、利用者様の判断が難しくなってきている今だからこそ、この記事が困っている誰かの目に留まり参考になれれば幸いです。
最後までお読みいただき有難うございました。