コンクリートブロックの処分に困らない!オススメの捨て方5選
最終更新日:2024年11月11日
コンクリートブロックを処分することは決めたけど、どうやって捨てればいいか分からない、こんな事にお悩みですか?
\お困りですか?/
コンクリートブロックの捨て方が分からない
コンクリートブロックは何ゴミになるの?
コンクリートブロックを捨てるのにお金はかかるの?
園芸であまったコンクリートブロックどうしよう
引き取りに来てほしいけど、どこに頼んだらいいの?
普段処分することが少ないコンクリートブロック、捨てたいときに手が止まってしまうのは当然です。このページではコンクリートブロックの処分方法を解説していきます。
\この記事でわかること/
コンクリートブロックの捨て方が分かる
コンクリートブロックを処分するときの注意点が分かる
コンクリートブロックを無料で処分出来る方法が分かる
有料で処分する金額と方法が分かる
記事執筆者 オラフグループ株式会社
代表取締役 田中 浩二
このページでコンクリートブロックの捨て方を紹介している私は、関東・東海エリアで展開する不用品回収オラフグループの経営者です。サラリーマン時代から数えて業界歴は20年以上になります。廃棄物の「プロ」として皆様のお役に立てるコンクリートブロックの処分方法を解説いたします。
記事を読んでもお悩み解決できないときは責任をもって無料で相談に乗りますので遠慮なく、お気軽にお申し付けください。
コンクリートブロックは自治体のゴミで処分できない
コンクリートブロックは「産業廃棄物」にあたり、不燃ゴミや粗大ゴミとして自治体で捨てられません。
「建設リサイクル法」という法律で建設廃材の再資源化が義務付けられているため、一般ゴミとして処分すると法律に反することになります。
産業廃棄物というと建築会社や工務店が対象になりそうですが、個人で使用していたコンクリートブロックも該当します。
ただし、例外もあります。
たとえば名古屋市では1回につき2つまでなら粗大ゴミとして処分してもいいというルールになっています。このように地域によっては特例で処分出来る場合も御座いますいのでまずは自治体のゴミ受付センターやゴミの出し方ガイドブックで確認しましょう。
コンクリートブロックを処分する5つの方法
正しくコンクリートブロックを処分する方法は5つあります。
「コンクリートブロックの処分方法」
- コンクリートブロックを欲しい人に譲る
- 外構業者にブロックを引き取ってもらう
- 不用品回収業者でブロックを捨てる
- お住まいの自治体へ相談
- リサイクルショップに相談する
無料で処分する方法や、有料でも楽に処分できる方法などさまざまです。それぞれの処分方法を分かりやすく解説していきます。
コンクリートブロックを欲しい人に譲る
コンクリートブロックを欲しい人に譲って手放す方法があります。ほしい人を見つける手間はかかりますが、無料で手放せる上に喜んでもらえる処分です。
コンクリートブロックは花壇や駐車場の車止めのほか、室外機の下に敷いたり…と幅広く活用できるため、ガーデニングやDIYが趣味の人であれば引き取ってくれる可能性があります。
身近に引き取ってくれる人がいない場合は、地元掲示板のジモティーで引き取り手を探すのもひとつの方法です。ジモティーでは、0円〜コンクリートブロックの取引が行われています。
「ジモティーの使い方・注意点」
利用方法は簡単で、商品の写真を撮影して詳しい状態などを記載のうえ出品するだけです。投稿した商品に問い合わせが来たら、受け渡し方法や日程を決めて直接手渡しします。
参照リンク
外構業者にブロックを引き取ってもらう
コンクリートブロックを建築関係の業者や外構専門業者に引き取ってもらう処分方法もあります。
外構業者とは門や車庫など外観の専門業者で、建築資材としてよく使われるコンクリートの処分ルートを持っています。過去に外構工事をお願いした業者や、知り合いの業者がいれば、費用や受け入れの有無を聞いてみましょう。
外構工事を依頼していなくても不用品回収サービスとして処分を受け入れている外構業者もあります。その他、リフォーム会社や解体業者など産業廃棄物が発生する業者であれば引き取り事態はできるのですが、お付き合いがない時には個人からの受け入れは断られてしまうケースもあります。
引き取りの費用は業者によって変わりますが、コンクリートブロック1個につき200円くらいです。ブロック塀の解体から撤去・処分を頼んだ時には、面積や体積で換算されて1平方メートル当たり5,000円〜10,000円くらいになります。
「注意点」
- 断られる場合もある
- 処分には費用が掛かる
- その会社まで持ち込みする事が必須となる
不用品回収業者でブロックを捨てる
不用品回収業者にコンクリートブロックを引き取り処分してもらうこともできます。
コンクリートブロックの量や大きさ、置いてある場所に合わせてプランを組んでくれ、自分の都合のよい時に回収しに来てくれて便利です。
不用品回収業者での引き取り料金相場は3,000円〜で、量に合わせて高くなります。基本料金+コンクリートブロックの処分費用で料金が決まる仕組みです。基本料金はスタッフの人件費や作業料金なのでコンクリートブロックが1個でも10個でも変わりません。
不用品回収には定価が存在しないサービスです。不用品や作業内容によってもプランや基本料金が変わるので、2〜3社から相見積もりを取ると正しい料金を比較できるようになります。
産業廃棄物収集運搬許可を取得している不用品回収業者に絞って選んでいきましょう。コンクリートブロックは産業廃棄物に該当するので、許可がない時にはグレーな方法で回収・処分されている危険もあります。
参照リンク
お住まいの自治体へ相談
全国的に見てもコンクリートブロックを回収してくれる自治体はかなり少ないのですが、なかには条件付きで回収を行う自治体もあります。
自治体での回収が不可能でも、環境課や廃棄物処理課に相談すると地域の産業廃棄物処理業者を教えてくれます。
良くある特例の条件で多いのは、そのままの大きさのコンクリートブロックのままでは受け付けていなくても、ハンマーなどで割って細かく砕いたら不燃ゴミ、少量なら粗大ゴミにだしてもいいというルールです。
まずは自治体に相談をしてみて、自治体での回収が不可能であれば自治体が提携する廃棄物処理業者を紹介してもらえばスムーズに処分できます。
自治体と提携する廃棄物処理業者は不用品回収業者のように価格競争が起こりにくい分、業者の言い値になってしまうので、料金は割高になることも考えられます。
リサイクルショップに相談する
建築資材を扱っているリサイクルショップであれば、コンクリートブロックを引き取ってもらえることがあります。
コンクリートブロックは中古としての価値が低く、状態が悪いものは買い取りを拒否されると考えておきましょう。そもそも新品でも200円前後で購入できるため、わざわざ中古で買う人が少ないのです。
コンクリートブロックの主な用途は塀や花壇、車止めで安全性が重視されるため、見た目がきれいであれば買い取ってもらえるとも限りません。買取基準も厳しいので、条件を詳しくリサイクルショップに問い合わせてみましょう。
「注意点」
- 建築資材を取り扱っていることが条件
- 買取りどころか有料処分になる場合もある
コンクリートブロック処分の注意点
コンクリートブロック処分時の注意点は下記です。
- 寿命が過ぎたコンクリートブロックに注意
- ホームセンターでの引き取りは難しい
- 運搬時のケガに注意
- 異物の混ざったコンクリートブロックの処分
それぞれに理由や対処法をご紹介します。
経年劣化したコンクリートブロックに注意
寿命が過ぎた経年劣化したコンクリートブロックを放置していると、崩れてくることが考えられます。
コンクリートブロックの寿命は厚さによって異なりますが、12年から30年が目安です。寿命を過ぎると徐々に劣化し、錆び・腐食による強度の低下が進行していきます。
長期間雨風にさらされ続けるとセメント成分が劣化し、夏場の強い日差しにより膨張しひび割れを起こします。コンクリートのひび割れは放置すると徐々に大きくなり、そこから水分が浸透して中にある鉄筋が錆びていきます。
セメント成分が劣化したコンクリートは砂と砂の結合が弱くなっているため、ボロボロと崩れてしまうという流れです。
またコンクリートブロックが崩れると、がれき扱いとなり処分方法もめんどうになります。不要となったコンクリートブロックは早めに処分しましょう。
ホームセンターでのブロックの対応について
カインズやコメリ、コーナンなどの大手のホームセンターでは、コンクリートブロックの引き取りは行っていません。
なかには、購入した店舗にレシートを持って行って引き取りをしてもらった事例や、店舗のシールを貼ったままにしていたため引き取りをしてもらえたという事例もあります。
購入時のレシートが手元に残っていたら一応問い合わせてみる方法もありますが、基本的には引き取りはしてもらえないので注意が必要です。
仮にホームセンターで引き取ってもらえることになった場合、自身で店舗まで運搬することになります。処分したいコンクリートブロックが複数個ある場合はかなりの負担になることを念頭に置きましょう。
運搬時のケガに注意
コンクリートはケガ防止に努めて運びましょう。
コンクリートブロックの表面は強いざらつきがあり、素手で持ってしまうと引っかかり、皮膚を傷つけやすいです。また、1個約10sと足に落せば簡単に骨折する重さです。
「コンクリートブロックの安全な運び方」
- 軍手を装着
- 両手で一つずつ運ぶ
- 腰や足を痛めている方は、手伝ってもらう
上記の作業に関して現実的に厳しい方は不用品回収業者を利用するのもおすすめです。数千円で解決できるので検討してみましょう。
異物の混ざったコンクリートブロックの処分
コンクリート以外の素材が含まれたコンクリートブロックは通常のコンクリートブロックとは違う見積もりになります。違う素材が含まれていると混合廃棄物やガレキ扱いとなってしまい、処分費用も高くなるからです。
「混合廃棄物になるコンクリートブロック」
- ラス網が入っているコンクリートブロック
- 化粧ブロック
- タイル付きブロック
- 異素材が付着するブロック
混ざっているとリサイクル処理がしにくくなってしまいます。異物が混ざったコンクリートブロックは混合廃棄物だから費用が高くなりやすいと覚えておきましょう。
コンクリートブロックの処分費用を比較
コンクリートブロックの処分方法を料金で比較すると以下のようになります。
処分方法 | 1個当たりの処分料金 |
---|---|
産業廃棄物処理業者の引き取り | 200円〜+運賃 |
不用品回収業者の引き取り | 総額3,000円〜 |
自治体で処分できるとき | 500円〜 |
リサイクルショップへ相談 | 無料〜有料 |
ほしい人に譲る | 無料 |
譲ったり、リサイクルショップへ売ったりする処分は無料なので魅力的ですが、確実に処分できるとは限らないことがネックです。
数百円で処分できる産業廃棄物業者や自治体は持ち込むことや室内から運び出すことが前提条件となります。不用品回収業者はコンクリートブロックの運び出しからやってくれるものの最低でも3000円〜となっており、どの処分方法も一長一短です。
コンクリートブロックの処分は不用品回収がお勧め
早めに手間なくコンクリートブロックを処分したい方には不用品回収をおすすめしています。
コンクリートブロックの処分でもっとも悩ませるのが、自治体で処分できないという点です。家具や家電の様に自治体の粗大ゴミというルートが決まっていればさほど悩むことはないでしょう。粗大ゴミなら王道の処分方法として手順や料金、回収日時までも決められているのでからです。
コンクリートブロックは「自分で処分方法を手配する」というのがスタートになります。何処の不用品回収業者が良いか分からない方は以下の業者の選び方を参考にしてください。
参照リンク
コンクリートブロックを処分した不用品回収の事例
コンクリートの処分方法の中で少しでも不用品回収業者が気になっている方に向けて、当社での回収事例をご紹介します。
- なにをしてくれるの?
- コンクリートブロックの回収はいくらくらいかかるの?
- こんな状況でもおねがいしてもいい?
と、よくいただくご相談を元にご紹介します。実際にかかる料金や回収の流れのご参考になれば幸いです。
コンクリートブロックと園芸用品の回収
担当者からのコメント
家の外回りの不用品回収の見積もりへとお伺いしました。お問い合わせいただいたのはさいたま市にお住いの高齢男性。奥様が介護施設に入居されることになり、園芸用品や花壇のコンクリートブロックをまとめて引き取ってほしいという内容です。「結構物がある」とのことでしたので、訪問見積もりからのご案内でした。処分方法が分からず放置されていたタイヤ、農機具など1点1点お見積もりして、作業内容のご説明をしました。市では受け入れていないコンクリートブロックからタイヤもまとめて回収できることが決め手となり、ご用命いただきました。作業当日はあいにくの雨でしたが、滞りなく完了いたしました。
回収物 | コンクリートブロック、腰高の物置、プランター、木製の棚、除草剤、タイヤ、バッテリー、鉢植え、園芸ポール、肥料など |
---|---|
作業時間 | 40分 |
作業人数 | 2名 |
お見積り | ¥25,000 |
買取り | \0 |
お会計 | ¥25,000 |
コンクリートブロックを含むお庭の不用品回収
担当者からのコメント
空き家になっているご実家の外もの回収のご相談でした。ご両親が他界されてから2年かけて少しずつ片付けをされている娘様から「コンクリートやレンガとかも引き取っていただけるのでしょうか?」とのお問い合わせ。当社ではコンクリートや消火器のような自治体では適正処理困難物をされている不用品も引き取れることや回収後の処分ルートを説明しました。まずは訪問見積もりへ。家の裏に積まれていたレンガ、コンクリートブロック、瓦、農機具など確認してお見積書をお渡ししました。他社様と相見積もりされるとのことでした。後日、対応が丁寧だったことが決め手となりご依頼いただきました。
回収量 | レンガ、コンクリートブロック、瓦、農機具、木製の棚など |
---|---|
作業時間 | 40分 |
作業人数 | 1名 |
お見積り | ¥19,800 |
買取り | ¥0 |
お会計 | ¥19,800 |
コンクリートブロックの不用品回収
担当者からのコメント
戸建て住宅にお住まいのお客様から、いらないコンクリートブロックの引き取り依頼をいただきました。「軽トラに載るくらいの量です。」とのことでしたが、訪問見積もりをご案内しました。軽トラには載せていい重さが決まっているからです。軽トラに載る体積であっても、軽トラに載せてはいけない重量ということもよくあります。訪問見積もりで確認すると、懸念していた通り重量オーバーでしたので、2トントラックで回収にお伺いしました。
回収量 | ブロック×18個、半分のブロック×8個、敷板×6枚、輪止め×13個、ガラ袋×2個 |
---|---|
作業時間 | 60分 |
作業人数 | 2名 |
お見積り | ¥29,800 |
買取り | ¥0 |
お会計 | ¥29,800 |
コンクリートブロックの捨て方と処分方法のまとめ
いかがでしたでしょうか?
コンクリートブロックは産業廃棄物扱いとなってしまい、自治体では処分できません。また処分したい理由も量によって最適な処分方法も変わるのが特徴です。ここまで読んできたけど
- 結局、どうしたらいいの?
- 重くて運ぶのは大変そう。
という方はお気軽にご相談ください。コンクリートブロックの種類や量、地域からあなたにとって最適な処分方法をご提案いたします。もちろん無料です。最後までお読みいただきありがとうございました。